Hitachi Command Suite システム構成ガイド
コピーペア定義を移行するために必要な条件について説明します。
デバイスグループを利用できる次のストレージシステムを対象としています。
- VSP 5000シリーズ
- VSP G1000
- VSP G1500
- VSP F1500
- VSP Gx00モデル
- VSP Fx00モデル
- Virtual Storage Platform
- HUS VM
次の条件を満たす必要があります。
- ペア定義移行コマンドを実行するペア管理サーバに,JDKまたはJRE(1.5.0_22以上) がインストールされていること
環境変数PATHまたはpaircfgmigration.propertiesファイルに,Javaの実行環境のインストール先が指定されている必要があります。- ペア定義移行コマンドを実行するペア管理サーバに,RAID ManagerまたはRAID Manager XPがインストールされていること
VSP 5000シリーズの場合は,RAID Manager 01-50-03/XX 以降をインストールしてください。
VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP G100,G200,G400,G600,G800,VSP F400,F600,またはVSP F800の場合は,RAID Manager 01-32-03/01以降,またはXP7 RAID Manager 01.32.01以降をインストールしてください。
VSP G150,G350,G370,G700,G900,VSP F350,F370,F700,またはVSP F900の場合は,RAID Manager 01-45-03/XX以降をインストールしてください。
VSP G130の場合は,RAID Manager 01-47-03/XX以降をインストールしてください。移行対象のコピーペア種別は次のとおりです。
- ShadowImage
- TrueCopy
- Universal Replicator
- High Availability Manager
- global-active device
コピーペア種別がCopy-on-Write SnapshotおよびThin Imageの場合は,デバイスグループにコピーペア定義を移行できません。
移行対象の構成定義ファイルは,次の条件を満たす必要があります。
- paircfgmigration.propertiesファイルのpaircfgmigration.horcmFilePathプロパティで指定したディレクトリにあること
- 構成定義ファイルのファイル名が,horcmXX.confであること
XX(インスタンス番号)は0~4094が対象になります。数値の先頭に0が付いている場合(01,001など)は対象外になります。- コピーペア定義(HORCM_LDEVまたはHORCM_DEV)を含む構成定義情報が記載されていること
- RAID Managerのインスタンスが起動できること
- 構成定義ファイルに記載されているコピーペアが作成済みであること
- ShadowImageを定義した構成定義ファイルの場合,P-VOL用の構成定義ファイルが存在すること
- ShadowImageを定義した構成定義ファイルの場合,1つの構成定義ファイルにP-VOLとS-VOLの定義が混在していないこと
- MU番号がコピーグループ内で一意であること
- MU 番号が 0 の場合,構成定義ファイルのMU#は次のように指定されていること
ShadowImageの場合:0
TrueCopy,Universal Replicator,High Availability Managerまたはglobal-active deviceの場合:指定なし- ジャーナルIDがコピーグループ内で一意であること
- コピーペア定義が物理IDで定義されていること
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