Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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12.3.5 Device Managerサーバ(CIM経由)の処理として出力される場合

CIMサービスメソッドのリクエスト受理時,またはレスポンス送信時の情報が出力されます。メッセージテキストの形式とその内容を説明します。

リクエスト受理時(正常時)

ユニークID> <メソッド名> <入力パラメーター> <オブジェクトパス

レスポンス送信時(正常時および異常時)

ユニークID> <リターンコード> <出力パラメーター

レスポンス送信時(非同期処理によってジョブが生成された場合)

ユニークID> return=4096 <オブジェクトパス
注意
非同期処理によってジョブが生成された場合の完了通知は,監査ログに出力されません。

表12-14 Device Managerサーバ(CIM経由)リクエスト受理時またはレスポンス送信時に出力される情報

項目 内容
ユニークID リクエストごとに一意なIDです。レスポンス送信時は,対応するリクエストのユニークIDです。SVP経由の処理の場合,このIDはSVP側の監査ログにも出力されます。
メソッド名 リクエストされたメソッド名です。
入力パラメーター 形式 : "inParams={...}"
リクエストされたメソッドに引き渡された入力パラメーターが出力されます。
オブジェクトパス 形式 : "objectPath=..."
リクエストされたメソッドに引き渡されたオブジェクトパスが出力されます。
リターンコード 形式 : "return=..."
リクエストされたメソッドの実行結果としてリターンコードが出力されます。
出力パラメーター 形式 : "outParams={...}"
リクエストされたメソッドの実行結果として,引き渡されたパラメーターの内容が出力されます。

次に,Device Managerサーバ(CIM経由)のリクエスト受理時(正常時),およびレスポンス送信時(正常時)に出力されるメッセージテキストの例を示します。

リクエスト受理時(正常時)の例

"123456789 GetSupportedSizeRange inParams={ElementType=3,Goal=//192.168.0.1/root/smis/current:HITACHI_StorageSetting.InstanceID='RAID5'} objectPath=/root/smis/current:HITACHI_StoragePool.InstanceID='AMS500.75010421'"

レスポンス送信時(正常時)の例

"123456789 return=0 outParams={MinimumVolumeSize=1024,MaximumVolumeSize=248139692,VolumeSizeDivisor=1024}"

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