Hitachi Command Suite システム構成ガイド
ホスト名,HBAのWWN,ファイルシステム,マウントポイント,ホストが接続しているLUの情報などのホスト情報をDevice Managerサーバに送信するには,HiScanコマンドを実行します。
ホストに接続されたストレージシステムの構成を変更した場合や,ホスト上のファイルシステムの構成を変更した場合などには,HiScanコマンドを手動で実行することで,変更したホスト情報をDevice Managerサーバに反映できます。
- Administrator 権限(Windowsの場合)またはroot(UNIXの場合)でのログイン
- Device ManagerサーバのIPアドレスまたはホスト名
- Device Managerサーバのポート番号
- Device Managerエージェント用のユーザーIDとパスワード
Device ManagerのPeerGroupに所属している必要があります。
- ホスト情報を送信する場合
- HiScan -s <送信先サーバ> [-u <ユーザーID> -p <パスワード>] [{-c <送信周期> | -t <出力ファイル名>}]
- 送信したホスト情報をファイルに出力する場合
- HiScan -t <出力ファイル名>
- Windowsの場合
- <Device Managerエージェントのインストールフォルダ>\bin
- Linuxの場合
- <Device Managerエージェントのインストールディレクトリ>/bin
- SolarisまたはHP-UXの場合
- /opt/HDVM/HBaseAgent/bin
- AIXの場合
- /usr/HDVM/HBaseAgent/bin
- -s
- 送信先のDevice Managerサーバを指定します。
- 送信先サーバに指定できる形式は次のとおりです。
- <IPアドレス>[:<ポート番号>]
- <ホスト名>[:<ポート番号>]
- localhost[:<ポート番号>]
- ポート番号を省略した場合は,Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.server.serverPortプロパティに設定されたポート番号が使用されます。また,IPv6形式のIPアドレスとポート番号を同時に指定する場合は,IPv6アドレスを[]で囲んでください。
- -u,-p
- 送信先のDevice Managerサーバに登録され,PeerGroupに登録されたアカウントのユーザーIDとパスワードを指定します。
- 省略した場合は,Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.server.authorizationプロパティに定義されたユーザーIDとパスワードが使用されます。
- -c
- Device Managerサーバにホスト情報を送信する周期を指定します(単位:秒)。強制的に終了するまで,指定した周期でDevice Managerサーバにホスト情報を送信し続けます。10~2147483647の値を指定します。
- -t
- Device Managerサーバに送信したホスト情報をXML形式のファイルに出力します。ファイルはカレントディレクトリに出力されます。
- ファイル名に次の文字は指定できません。
- \ / : , ; * ? " < > | $ % & ' ` ^
- -sオプションと一緒に指定した場合は,Device Managerエージェントから送信した情報とDevice Managerサーバからの応答メッセージがファイルに出力されます。
参考
- Device Managerエージェントがインストールされているホストの情報は次のタイミングでDevice Managerサーバに自動的に反映されます。
- HiScanコマンドが自動実行されるとき
- ホストマシンを起動したとき
- Device ManagerのGUIからホスト情報を更新したとき
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.