Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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8.6.3 コマンドデバイスを登録するためのコマンド(perf_findcmddev)の形式

Device Managerエージェントでコマンドデバイスを登録したり,コマンドデバイスの情報を表示したりするコマンド(perf_findcmddev)の形式を示します。

コマンドの形式

perf_findcmddev {write [-fileファイル名]|verify|view}

コマンドの格納先

Windowsの場合:
Device Managerエージェントのインストールフォルダ\bin

Linuxの場合:
Device Managerエージェントのインストールディレクトリ/bin

Solarisの場合:
/opt/HDVM/HBaseAgent/bin

オプション

write [-fileファイル名>]
コマンドデバイスを登録する場合に指定します。ホストが認識しているすべてのコマンドデバイスの情報を,ファイルに出力します。
-fileファイル名>を指定すると,コマンドデバイスの情報を,任意のファイルに出力します。ファイル名は絶対パスおよび相対パスで指定できます。-fileファイル名>を指定しない場合,perf_cmddev.propertiesファイルが上書きされます。
ホストが認識しているコマンドデバイスが検出されなかった場合,perf_cmddev.propertiesファイルには,何も出力されません。

verify
perf_cmddev.propertiesファイルで定義しているコマンドデバイスの情報と,ホストが認識しているコマンドデバイスの情報を照合します。ホストが複数のコマンドデバイスを認識している場合,各コマンドデバイスについて,実行結果を出力します。
  • perf_cmddev.propertiesファイルで定義済みのコマンドデバイスの情報と,ホストが認識しているコマンドデバイスの情報が一致している場合
    The definition of the command device is valid.が表示されます。
  • perf_cmddev.propertiesファイルで定義済みのコマンドデバイスを,ホストが認識していない場合
    メッセージKAIC28615-Wおよびホストが認識していないコマンドデバイスの情報が出力されます。
  • ホストが認識しているコマンドデバイスが,perf_cmddev.propertiesファイルに定義されていない場合
    メッセージKAIC28616-Wおよび定義されていないコマンドデバイスの情報を出力します。
    なお,perf_cmddev.propertiesファイルにバージョン6.3以前のフォーマットでコマンドデバイスの情報が定義されている場合,そのコマンドデバイスはSLPR0に属していると見なされます。

view
perf_cmddev.propertiesファイルに定義されているコマンドデバイスの情報を表示します。
perf_cmddev.propertiesファイルに認識できない値が定義されている場合や,書式に従って定義されていない行では,UNKNOWNが表示されます。コメント行または空白行は表示しません。また,perf_cmddev.propertiesファイルに値が定義されていない場合は,ヘッダーだけ表示されます。
出力例を次に示します。出力される内容は,perf_cmddev.propertiesファイルの設定項目と同じです。
Raid ID Serial# SLPR# LDEV# Device file name
R600    14050   0     345   \\.\PhysicalDrive3
R601    44332   1     456   \\.\Volume{xxxxxxx-xxxx-xxx-xxxxxxxx}

R600    UNKNOWN -     1045  \\.\PhysicalDrive10

関連参照

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