Hitachi Command Suite システム構成ガイド
perf_cmddev.propertiesファイルを編集して,ストレージシステムのコマンドデバイスを定義できます。
perf_cmddev.propertiesファイルの格納先
- Windowsの場合:
- <Device Managerエージェントのインストールフォルダ>\mod\hdvm\config
- Linuxの場合:
- <Device Managerエージェントのインストールディレクトリ>/mod/hdvm/config
- Solarisの場合:
- /opt/HDVM/HBaseAgent/mod/hdvm/config
次の書式で,1行に1つのコマンドデバイスを定義してください。
- バージョン6.4以降のDevice Managerエージェントを使用している場合:
- <RAID ID>.<シリアル番号>.[<SLPR番号>.]<LDEV番号>: <deviceFileName>
- バージョン6.3以前のDevice Managerエージェントを使用している場合:
- <RAID ID>.<シリアル番号>.<LDEV番号>: <deviceFileName>
表8-4 perf_cmddev.propertiesファイルの設定項目
設定項目 設定内容 <RAID ID> 次のどれかを指定します。
R700:Virtual Storage PlatformまたはVP9500の場合
R600:Universal Storage Platform VまたはH24000の場合
R601:Universal Storage Platform VMまたはH20000の場合
R500:Hitachi USPまたはH12000の場合
R501:Hitachi NSC 55またはH10000の場合<シリアル番号> ストレージシステムのシリアル番号を10進数で指定します。 <SLPR番号> コマンドデバイスが属するSLPRの番号を10進数で指定します。SLPRを構築していない場合は0を指定してください。
この項目は省略できます。省略した場合(バージョン6.3以前の書式で定義した場合)は,SLPRを構築していないものと見なされます。<LDEV番号> コマンドデバイスのCU:LDEV番号を10進数で指定します。 <deviceFileName> ホストが認識しているコマンドデバイスの識別名(Physical Drive番号,VolumeGUID,またはデバイスファイル名)を次の形式で指定します。※ xは整数を示します。
- Windowsの場合:
\\.\PhysicalDrivex
\\.\Volume{<GUID>}- Solarisの場合:
/dev/rdsk/cxtxdxs2- Linuxの場合:
/dev/sdx注※
- WindowsのPhysicalDrive番号で指定した場合,またはLinuxの場合,OSの再起動によってPhysicalDrive番号やデバイスファイル名が変更されることがあります。このため,OSの再起動後に,perf_findcmddevコマンドを実行して設定情報の確認,更新が必要です。Windowsの場合は,VolumeGUIDを指定すると,OSの再起動の影響を受けません。
- バージョン6.3以前のDevice Managerエージェントを使用している場合,SLPR環境ですべてのSLPRの性能情報を取得するためには,perf_cmddev.propertiesファイルにSLPR0のコマンドデバイスを定義する必要があります。
同一ストレージシステム上のほかのSLPRのコマンドデバイスを複数定義する場合は,そのストレージシステムに関する定義の先頭行にSLPR0のコマンドデバイスを定義してください。次の例では,Universal Storage Platform V(シリアル番号:14050)のSLPR0のコマンドデバイスとして,PhysicalDrive5(LDEV番号:345)を定義しています。R700.44332.456: \\.\PhysicalDrive3 R600.14050.345: \\.\PhysicalDrive5 R600.14050.346: \\.\PhysicalDrive6 R600.14050.347: \\.\PhysicalDrive10 R601.89832.780: \\.\PhysicalDrive15
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