Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
DeletePLDEVFromPRPUコマンドは,物理リソースグループに属するLDEVを,特定の物理リソースグループから削除し,リソースグループのIDが0の物理リソースグループ(meta_resource)に移動します。
重要
- このコマンドはVSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルでだけ使用できます。
- デフォルトの仮想ストレージマシンに属する物理リソースグループのLDEVだけを削除できます。デフォルトの仮想ストレージマシン以外に属する物理リソースグループのLDEVを削除する場合,仮想化されているLDEVのため,「4.1.37 DeleteVLDEVFromVRPU」を使用して削除してください。
- 物理リソースグループに属するLDEVがプールボリュームの場合,そのプールIDに属するすべてのプールボリュームが同じ物理リソースグループに属している必要があります。指定するLDEVがプールボリュームの場合,同じプールIDを持つプールボリュームをすべて指定してください。
- 物理リソースグループに属するLDEVがジャーナルボリュームの場合,そのジャーナルグループに属するすべてのジャーナルボリュームが同じ物理リソースグループに属している必要があります。指定するLDEVがジャーナルボリュームの場合,同じジャーナルグループIDを持つジャーナルボリュームをすべて指定してください。
- 複数のLDEVの所属先を削除する場合は,バッチ機能を使用してください。バッチ機能については「6. バッチ機能」を参照してください。
HiCommandCLI [URL] DeletePLDEVFromPRPU [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 devnum=デバイス番号表4-33 DeletePLDEVFromPRPUコマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 serialnum 必須 ストレージシステムのシリアル番号 model 必須 ストレージシステムのモデル devnum 必須 物理リソースグループに属するLDEVのデバイス番号
10進数,またはコロンで区切った16 進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
実行結果は10進数で出力されます。
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- devnum
- GetStorageArray (subtarget=LDEV)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはLDEVを指定してください。実行結果では,An instance of LDEVの下に必要なdevNum値が表示されます。このdevNum値をパラメーターdevnumとして指定してください。
この例では,ストレージシステム(モデル:VSP G1000,シリアル番号:10139)の物理リソースグループに属するLDEV(デバイス番号:11)を,所属先の物理リソースグループから削除します。
HiCommandCLI DeletePLDEVFromPRPU -o "D:\logs\DeletePLDEVFromPRPU.log" "model=VSP G1000" "serialnum=10139" "devnum=11"RESPONSE: (Command completed; empty list returned)
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.