Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
DeleteVLDEVFromVRPUコマンドは,仮想リソースグループから仮想LDEVを削除し,仮想LDEVの仮想情報を削除します。
- 重要
- このコマンドは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル(マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降),VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-05-04-XX/XX以降),およびHUS VM(マイクロコードのバージョンが73-02-01-XX/XX以降)でだけ使用できます。
- 仮想LDEVがプールボリュームの場合,そのプールIDに属するすべてのプールボリュームが同じ仮想リソースグループに属している必要があります。指定する仮想LDEVがプールボリュームの場合,同じプールIDを持つプールボリュームをすべて指定してください。
- 仮想LDEVがジャーナルボリュームの場合,そのジャーナルグループに属するすべてのジャーナルボリュームが同じ仮想リソースグループに属している必要があります。指定する仮想LDEVがジャーナルボリュームの場合,同じジャーナルグループを持つジャーナルボリュームをすべて指定してください。
- global-active deviceのS-VOL用に予約されている仮想LDEVは削除できません。「4.1.20 CancelVLDEVReservation」を使用して予約を解除してから削除してください。
- 複数の仮想LDEVを削除する場合は,バッチ機能を使用してください。バッチ機能については「6. バッチ機能」を参照してください。
HiCommandCLI [URL] DeleteVLDEVFromVRPU [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 vrpuid=仮想リソースグループのリソースグループID devnum=デバイス番号 [deletionoption=stay]表4-40 DeleteVLDEVFromVRPUコマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 serialnum 必須 ストレージシステムのシリアル番号 model 必須 ストレージシステムのモデル vrpuid 必須 仮想リソースグループのリソースグループID
仮想情報を削除する仮想LDEVが属するリソースグループのIDを指定します。devnum 必須 仮想LDEVのデバイス番号
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
実行結果は10進数で出力されます。deletionoption 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル)物理リソースグループに属するLDEVを,仮想リソースグループに移動しない場合にstayを指定します。このパラメーターは,デフォルトの仮想ストレージマシンに属する仮想LDEVの場合だけ指定できます。
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- vrpuid
- GetStorageArray (subtarget=VResourcePartitionUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはVResourcePartitionUnitを指定してください。実行結果では,An instance of VResourcePartitionUnitの下に必要なresourcePartitionUnitID値が表示されます。このresourcePartitionUnitID値をパラメーターvrpuidの値として指定してください。
- devnum
- GetStorageArray (subtarget=VResourcePartitionUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodel,serialnum,およびvrpuidを指定し,パラメーターsubtargetにはVResourcePartitionUnitを,パラメーターvrpusubinfoにはVLDEVを,それぞれ指定してください。実行結果では,An instance of VLDEVの下に必要なdevNum値が表示されます。このdevNum値をパラメーターdevnumの値として指定してください。
この例では,指定したストレージシステム(モデル:VSP,シリアル番号:53038)の仮想リソースグループ(リソースグループID:2)から仮想LDEV(デバイス番号:11)の仮想情報を削除します。
HiCommandCLI DeleteVLDEVFromVRPU -o "D:\logs\DeleteVLDEVFromVRPU.log" "model=VSP" "serialnum=53038" "vrpuid=2" "devnum=11"RESPONSE: (Command completed; empty list returned)
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