Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
AddHostStorageDomainコマンドは,ホストストレージドメインを追加します。このコマンドは,ストレージシステムにホストグループを作成します。
重要
- ホストストレージドメインを追加すると対象ポートのLUNセキュリティが自動で有効に設定されます。対象ポートのI/Oが停止していることを確認してください。
- このコマンドは,ポートタイプがNAS Platform (User LU)のポートに対して実行しないでください。
表4-4 AddHostStorageDomainコマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 serialnum 必須 ホストストレージドメインのストレージシステムのシリアル番号 model 必須 ホストストレージドメインのストレージシステムのモデル port 任意 ホストストレージドメインのポート番号
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。portname 任意 ホストストレージドメインのポート名
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。domain 任意 ホストストレージドメインのドメインID
このパラメーターは10進数または16進数で指定できます。16進数で指定する場合は,プレフィックスとして0xを付けてください。
実行結果は10進数で表示されます。
指定できる値はストレージシステムによって異なります。
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,Hitachi USP,およびHUS VM:1~254
- HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,およびHitachi SMS(ホストグループ):1~127
- HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,およびHitachi SMS(iSCSIターゲット):1~254
- その他:1~511
hostmode※1 任意 ホストストレージドメインのホストモード
指定できる値については,「表4-5 パラメーターhostmodeに指定できる値」を参照してください。
このパラメーターを省略した場合,ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定用パラメーター(platform,middleware,alternatepath,failover,またはadditionalparameter)を指定していないときには,Standardが設定されます。
このパラメーターを省略した場合,簡易設定用パラメーターを指定しているときには,簡易設定用パラメーターに指定された値の組み合わせから推奨されるホストモードが設定されます。hostmode2※1 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)ホスト接続モード2のリスト
複数指定する場合は,セミコロンで区切って指定します。
「表4-6 パラメーターhostmode2に指定できる値」に一覧されている文字列のどれかを設定できます。
このパラメーターを省略した場合,ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定用パラメーター(platform,middleware,alternatepath,failover,またはadditionalparameter)を指定しているときには,簡易設定用パラメーターに指定された値の組み合わせから推奨されるホスト接続モード2が設定されます。hostmodeoption 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
Virtual Storage Platform
Universal Storage Platform V/VM
Hitachi USP
HUS VM)ホストモードオプションのリスト
複数指定する場合は,セミコロンで区切って指定します。
指定できる値については,「表4-7 パラメーターhostmodeoptionに指定できる値」を参照してください。name 任意 ホストストレージドメイン名
任意の名前を指定します。
指定できる文字数は1~64バイトです。
最初または最後のスペースは登録されません。nickname 任意 ホストストレージドメインのニックネーム
ストレージシステムに作成されるホストグループまたはiSCSIターゲットに設定する名前を指定します。
省略した場合は,自動で設定されます。
Device Managerにホストを登録する方法としてHostScanコマンドを使用する場合,ホストストレージドメインを追加するときは,パラメーターnicknameにこのホストストレージドメインを利用するホストのホスト名を指定してください。HostScanコマンドについては,「4.4.10 HostScan」を参照してください。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 ! # $ % & ' ( )
+ - . = @ [ ] ^ _ ` { } ~ : スペース
最初または最後の文字にスペースを使用できません。
VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,またはVSP Fx00モデルの場合,domaintypeが1のときはバッククォート(`)は使用できません。
HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,またはHitachi SMSの場合,バッククォート(`)は使用できません。
コロン(:)は,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,またはVSP Fx00モデルの場合で,domaintypeが1のときだけ使用できます。
指定できる文字数は次のとおりです。
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,およびVSP F1500:
domaintypeが0の場合:1~64バイト
domaintypeが1の場合:1~32バイト- VSP Gx00モデルおよびVSP Fx00モデル:
domaintypeが0の場合:1~64バイト
domaintypeが1の場合:1~32バイト- Virtual Storage Platform:1~64バイト
- Universal Storage Platform V/VM:1~32バイト
- Hitachi USP:
マイクロコードのバージョンが50-04-01より前の場合:1~16バイト
マイクロコードのバージョンが50-04-01以降の場合:1~32バイト- HUS VM:1~64バイト
- HUS100:1~32バイト
- Hitachi AMS2000:1~32バイト
- Hitachi SMS:1~32バイト
- Hitachi AMS/WMS:
domaintypeが0の場合:1~16バイト
domaintypeが1の場合:1~32バイトdomaintype※2 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)ホストストレージドメインのドメインタイプ
指定できる値は次のとおりです。省略した場合は,0が設定されます。
- 0:ホストグループ
- 1:iSCSIターゲット
domainiscsiname※2 任意
(VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)ホストストレージドメイン(iSCSIターゲット)のiSCSIネーム
iSCSIネームは,iqn形式またはeui形式で指定してください。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 - . :
iSCSIネームの大文字と小文字は区別されません。ただし,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルの場合,iqn形式のiSCSIネームは小文字で指定してください。
指定できる文字数は1~223バイトです。
省略した場合は,自動で設定されます。platform※1 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS)ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(プラットフォーム)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。middleware※1 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000
Hitachi SMS)ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(ミドルウェア)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。alternatepath※1 任意
(Hitachi AMS/WMS)ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(交替パス)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。failover※1 任意
(Hitachi AMS/WMS)ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(フェイルオーバー)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。additionalparameter※1 任意
(Hitachi AMS/WMS)ホストモードおよびホスト接続モード2の簡易設定オプション(追加パラメーター)
簡易設定用パラメーターに指定されたオプション値の組み合わせから,推奨されるホストモード(hostmode)およびホスト接続モード2(hostmode2)が設定されます。
このパラメーターに指定できるオプション値(数字)については,GUIを参照してください。
パラメーターhostmodeまたはhostmode2と同時に指定した場合,hostmodeまたはhostmode2で指定した値が設定されます。
複数指定する場合は,セミコロンで区切って指定します。
- 注※1
- パラメーターhostmode,hostmode2と簡易設定用パラメーター(platform,middleware,alternatepath,failover,およびadditionalparameter)の関係には注意が必要です。
- 簡易設定用パラメーターだけを指定した場合,簡易設定用パラメーターから推奨される値が設定されます。
図4-2 簡易設定用パラメーターだけを指定した場合の設定内容(AddHostStorageDomainコマンド)
- パラメーターhostmodeおよびhostmode2と簡易設定用パラメーターを併用した場合,パラメーターhostmodeおよびhostmode2の指定値が設定されます。
図4-3 パラメーターhostmodeおよびhostmode2と簡易設定用パラメーターを併用した場合の設定内容(AddHostStorageDomainコマンド)
- パラメーターhostmodeまたはhostmode2と簡易設定用パラメーターを併用した場合,パラメーターhostmodeまたはhostmode2の指定値と,簡易設定用パラメーターから推奨される値が設定されます。
以下の図では,パラメーターhostmodeと簡易設定用パラメーターを併用した例を示します。図4-4 パラメーターhostmodeと簡易設定用パラメーターを併用した場合の設定内容(AddHostStorageDomainコマンド)
- 注※2
- パラメーターdomainiscsinameを指定する場合,パラメーターdomaintypeに1を指定してください。
パラメーターhostmodeに指定できる値を次の表に示します。
ストレージシステム hostmodeの値 VSP 5000シリーズ
VSP G1000
VSP G1500
VSP F1500
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
HUS VM
- Standard
- VMware※
- HP
- OPEN-VMS
- Tru64
- Solaris
- Netware
- Windows※
- AIX
- VMware Extension
- Windows Extension
Virtual Storage Platform
Universal Storage Platform V/VM
- Standard
- VMware
- HP
- OPEN-VMS
- Tru64
- Solaris
- Netware
- Windows
- AIX
- VMware Extension
- Windows Extension
- UVM
Hitachi USP マイクロコードのバージョンに依存するもの:
- Standard
- Sequent
- HP
- Solaris
- Netware
- Windows
- Windows Extension
- Tru64
- HI-UX(Hシリーズの場合,マイクロコードのバージョンが50-04-05-XX/XX以降)
- AIX
- OPEN-VMS
50-03-0X-XX/XX以降
- UVM
HUS100
Hitachi AMS2000/AMS/WMS
Hitachi SMS
- Standard
- Open VMS
- TRESPASS
- Wolfpack
- 注※
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルおよびVSP Fx00モデルの場合,ホストモードWindowsとWindows Extensionに機能的な差異はありません。ホストモードを設定する場合は,Windows Extensionの設定を推奨します。
- 同様に,ホストモードVMwareとVMware Extensionに機能的な差異はありません。ホストモードを設定する場合は,VMware Extensionの設定を推奨します。
パラメーターhostmode2に指定できる値を次の表に示します。
ストレージシステム hostmode2の値 HUS100 ファームウェアのバージョンに依存するもの:
- Same Node Name Mode
- Tru Cluster Mode
- Port-ID Conversion Mode
- PSUE Read Reject Mode
- Mode Parameters Changed Notification Mode
- CCHS Mode
- HP-UX Mode
- NACA Mode
- Product Serial Response Mode
- Unique Reserve Mode 1
- Task Management Isolation Mode
- NOP-In Suppress Mode
- S-VOL Disable Advanced Mode
- Discovery CHAP Mode
- Unit Attention Change Mode
- Unique Extended COPY Mode
- Unique Write Same Mode
- Report iSCSI Full Portal List Mode
- DP Depletion Detail Reply Mode
- Unique Compare Write Mode
x935/A以降x940/A以降
- Capacity Data Changed Notification Mode
- HNAS Option Mode
x945/A以降
- Unique Reserve Mode 2
- Standard VAAI Command Mode
x945/D以降
- Allocation Length Expand Mode
x955/A以降
- UNMAP Short Length Mode
x980/A以降
- Change Response for Replication Mode
x980/B以降
- WriteSame Rejection Mode
x980/F以降
- FullProvisioning Reply Mode
- UNMAP Rejection Mode
Hitachi AMS2000
Hitachi SMSファームウェアのバージョンに依存するもの:
- Same Node Name Mode
- Tru Cluster Mode
- Port-ID Conversion Mode
- PSUE Read Reject Mode
- Mode Parameters Changed Notification Mode
- CCHS Mode
- HP-UX Mode
- NACA Mode
- Product Serial Response Mode
- Unique Reserve Mode 1
- Task Management Isolation Mode
- NOP-In Suppress Mode
- S-VOL Disable Advanced Mode
x860/A以降x897/H以降
- Discovery CHAP Mode
x890/A以降(Hitachi SMSを除く)
- Unit Attention Change Mode
x893/E以降
- Unique Extended COPY Mode
- Unique Write Same Mode
x897/A以降(Hitachi SMSを除く)
- Report iSCSI Full Portal List Mode
x8C4/F以降(Hitachi SMSを除く)
- DP Depletion Detail Reply Mode
x8C4/R以降(Hitachi SMSを除く)
- UNMAP Short Length Mode
x8D2/A以降(Hitachi SMSを除く)
- Change Response for Replication Mode
- WriteSame Rejection Mode
- FullProvisioning Reply Mode
- UNMAP Rejection Mode
Hitachi AMS/WMS ファームウェアのバージョンに依存するもの:
- Same Node Name Mode
- Tru Cluster Mode
- ASL Report Mode(Active/Passive Group)
- ASL Report Mode(Active/Passive)
- ASL Report Mode(Active/Active)
- Port-ID No Report Mode
- Port-ID Conversion Mode
- PSUE Read Reject Mode
- UA (06/2A00) suppress Mode
- CCHS Mode
- HP-UX Mode
- NACA Mode
- Product Serial Response Mode
- Unique Reserve Mode 1
- Reset Propagation Mode
- HISUP OFF Mode
x712/A-x以降x781/A以降
- SPC-2 Mode
- S-VOL Disable Advanced Mode
パラメーターhostmodeoptionに指定できる値を次の表に示します。
説明の詳細については,ご使用のストレージシステムのLUN管理機能に関するマニュアルを参照してください。
表4-7 パラメーターhostmodeoptionに指定できる値
値 説明 VSP 5000 シリーズ VSP G1000/ VSP G1500/ VSP F1500 VSP G130/VSP G150/ VSP G350/VSP G370/VSP G700/VSP G900/VSP F350/VSP F370/VSP F700/VSP F900 VSP G100/ VSP G200/VSP G400/VSP G600/VSP G800/VSP F400/VSP F600/VSP F800 Virtual Storage Platform/
HUS VMUniversal Storage Platform V/VM Hitachi USP 2 VERITAS Database Edition/Advanced Cluster
VERITAS Database Edition/Advanced Cluster for Real Application Clusters,またはVERITAS Cluster Server 4.0以降(I/Oフェンシング機能)を使用している場合に指定します。Y Y Y Y Y Y Y 6 TPRLO
次の条件をすべて満たす場合に指定します。
- ホストモードのWindowsモード(モード0C)またはWindows Extensionモード(モード2C)を使用
- Emulex社製のHBAを使用
- ミニポートドライバーを使用
- HBAのミニポートドライバーのパラメーターTPRLOに2が設定されている
Y Y Y Y Y Y Y 7※1 Automatic recognition function of LUN
次の条件をすべて満たす場合に指定します。
- ホストモードのStandard モード(モード00)または,Solarisモード(モード09)を使用
- SUN StorEdge SAN Foundation Software Version 4.2以降を使用
- SUN純正のHBAを使用している場合,デバイスの増減を自動認識させたいとき
Y Y Y Y Y Y Y 12 No display for ghost LUN
次の条件をすべて満たす場合に指定します。
- ホストモードのHPモード(モード03)を使用
- HP-UXホストの接続時にパスが定義されていないデバイスがデバイスファイルを作成するのを抑止したい場合
Y Y Y Y Y Y Y 13 SIM report at link failure
ポート間の接続失敗回数がしきい値を超えた場合,SIM通知を受けたいときに指定します。Y Y Y Y Y Y Y 14 HP TruCluster with TrueCopy function
次の条件をすべて満たす場合に指定します。
- ホストモードのTru64モード(モード07)を使用
- TruClusterを使用して,TrueCopyの正ボリュームと副ボリュームのそれぞれにクラスタを設定したい場合
Y Y Y Y Y Y Y 15 HACMP
次の条件をすべて満たす場合に指定します。
- ホストモードのAIXモード(モード0F)を使用
- HACMP 4.5 4.5.13以降,HACMP 5.1 5.1.0.4以降またはHACMP 5.2以降を使用
Y Y Y Y Y Y Y 19 VMware
VMwareが動作しているホストをホストグループに登録するときに指定します。-- -- -- -- -- -- Y 22 Veritas Cluster Server
次の条件をすべて満たす場合に指定します。
- ホストモードのAIXモード(モード0F)を使用
- VERITAS Cluster Serverを使用
Y Y Y Y Y Y Y 23 REC command support
REC(READ Exchange Concise)コマンドを動作させたいときに指定します。Y Y -- Y Y Y Y 24 2TB or Larger LUN Support
次の条件をすべて満たす場合に指定します。上記以外のOSでは2TBを超えるボリュームにアクセスできません。
- ホストが2TBを超えるボリュームにアクセスする場合
- ホストのOSが次のどれかである場合
AIX 5L Version 5.2 TL08以降またはAIX 5L Version 5.3 TL04以降,
Windows Server 2003 SP1,
Red Hat Enterprise Linux AS 4 Update 1以降
ボリュームの最大サイズはOSのファイルシステムに依存します。
この値はHitachi USPのマイクロコードのバージョンが50-08-0X-XX/XX以降の場合に有効です。-- -- -- -- -- -- Y 25 Support SPC-3 behavior on Persistent Reservation
次のどれかの条件を満たす場合に指定します。
- Microsoft社のクラスタソフトウェアを使用する
- Symantec社のクラスタソフトウェアを使用する
- PERSISTENT RESERVE OUT(Service Action=REGISTER AND IGNORE EXISTING KEY)コマンドを動作させる
Y Y Y Y Y -- -- 27 iSCSI Delayed ACK improvement
iSCSI接続を使用するときに指定します。-- -- -- -- -- -- Y 33 Set/Report Device Identifier enable
次の条件をすべて満たすときに指定します。
- ホストモードのHPモード(モード03),OpenVMSモード(モード05),Tru64モード(モード07)を使用
- デバイスにニックネームを設定するコマンドを有効にする場合
Y Y Y Y Y Y -- 39 Change the nexus specified in the SCSI Target Reset
Target Resetを受け取った場合に,次の範囲をホストグループごとに制御したいときに指定します。
- ジョブをリセットする範囲
- UA(Unit Attention)が設定される範囲
Y Y Y Y Y Y -- 40 V-Vol expansion
次の条件をすべて満たすときに指定します。
- ホストモードのWindowsモード(モード0C)またはWindows Extensionモード(モード2C)を使用
- HDPボリュームの容量を拡張したあと,拡張したHDPボリュームの容量を自動的に認識させる場合
Y Y Y Y Y Y -- 41 Prioritized device recognition command
デバイスを認識させるためのコマンドを優先させるときに指定します。-- Y -- Y Y Y -- 42 Prevent "OHUB PCI retry"
IBM Z10 Linuxを使用するときに指定します。-- -- -- -- Y Y -- 43 Queue Full Response
コマンドキューが満杯になった場合,ホストに「QueueFull」を応答させるときに指定します。Y Y Y Y Y Y -- 48 HAM Svol Read Option
次の条件をすべて満たすときに指定します。
- Hitachi High Availability Managerを使用
- S-VOLに対してしきい値以上のReadコマンドが発行されるアプリケーションなどが実行された場合,MCUからRCUへのフェイルオーバを発生させたくないとき
-- -- -- -- Y Y -- 49 BB Credit Set Up Option1
BB Credit仮想化によってTrueCopyの性能を向上させるときに指定します。-- Y -- Y Y -- -- 50 BB Credit Set Up Option2
BB Credit仮想化によってTrueCopyの性能を向上させるときに指定します。-- Y -- Y Y -- -- 51 Round Trip Set Up Option
Round TripによってTrueCopyまたはglobal-active deviceの性能を向上させるときに指定します。Y Y Y Y Y -- -- 52 HAM and Cluster Software for SCSI-2 Reserve
Hitachi High Availability Managerが使用されている構成で,SCSI-2 Reserveを使うクラスタソフトウェアを使用する場合に指定します。-- -- -- -- Y -- -- 54 (VAAI) Support Option for the EXTENDED COPY command
VMware ESXiサーバを使用するときに指定します。
Virtual Storage Platformの場合,70-01-4X-XX/XX以降のマイクロコードが必要です。Y Y Y Y Y Y -- 57 HAM Response Change
Hitachi High Availability Managerが使用されている構成で,ホストモードのWindowsモード(モード0C),Windows Extensionモード(モード2C),VMwareモード(モード01),またはVMwares Extensionモード(モード21)を設定している場合に指定します。-- -- -- -- Y Y -- 60 LUN0 Change Guard
HP-UX 11.31を使用する場合,およびLUN0の追加もしくは削除を抑止したい場合に指定します。Y Y Y※4 Y Y Y -- 63 (VAAI) Support option for vStorage APIs based on T10 standards
VMware ESXi 5.0以降に接続し,T10対応のVAAI機能を利用する場合に指定します。Y Y Y Y Y -- -- 65 Round Trip Extended Set Up Option
TrueCopy のペアに接続してホストモードオプション51を使用している場合に,ホストのI/Oの応答時間を調整したいときに指定します。
例えば,最大数のプロセッサブレードを使用した構成を使用する場合,このオプションとホストモードオプション51を組み合わせて使用してください。-- -- -- -- Y※2 -- -- 67 Change of the ED_TOV value
OPEN Fibre Channel Portの構成が,次の条件をすべて満たす場合に指定します。
- トポロジーがFibre Channelダイレクト接続
- Portの属性(種別)がTarget,RCU Target,またはBidirectional
-- Y -- Y Y -- -- 68※1 Support Page Reclamation for Linux
Linuxのホストに接続している環境から,Page Reclamation機能を利用する場合に指定します。Y Y Y Y Y -- -- 69 Online LUSE expansion
ホストに対してLUSE ボリュームの容量拡張を通知する場合に指定します。-- -- -- -- Y -- -- 71 Change the Unit Attention for Blocked Pool-VOLs
プールボリューム閉塞時のUA(Unit Attention)の応答を,NOT READYからMEDIUM ERRORに変更する場合に指定します。Y Y Y Y Y -- -- 72 AIX GPFS Support
AIX ホストとの接続時,GPFS(General Parallel File System)を使用する場合に指定します。-- Y -- Y Y -- -- 73 Support Option for WS2012
Windows Server 2012のホストに接続している環境から,Windows Server 2012が提供するThin Provisioning機能およびODX(Offload Data Transfer)機能を利用する場合に指定します。
ODX機能を使用する場合,ホストモードのWindowsモードまたはWindows Extensionモードを設定しているときに指定します。Y Y Y Y Y -- -- 78 The non-preferred path option
次の構成で,障害発生時に使用するパス(非最適化パス)を設定する場合に指定します。
- global-active deviceを使用している
- Hitachi Dynamic Link Managerを使用して,クロスパス構成でホストとストレージシステムを接続している
Y Y Y Y -- -- -- 80 Multi Text OFF Mode
MultiText機能をサポートしていないOSのホストとストレージシステムをiSCSIで接続する場合に指定します。Y Y Y Y -- -- -- 81 NOP-In Suppress Mode
iSCSI によって接続されている環境で,NOP-INの送信が不要なホストとストレージシステムを接続する場合に指定します。
この値を指定しない場合,iSCSIによって接続されている環境では,センスコマンド(Inquiry,Test unitready,Mode senseなど)を実行してNOP-INを送信することで,上位レイヤーのDelayed Ack機能の応答遅延を抑止します。Y Y Y Y -- -- -- 82 Discovery CHAP Mode
iSCSIによって接続されている環境で,ディスカバリーログイン時にCHAP認証をする場合に指定します。Y Y Y Y -- -- -- 83 Report iSCSI Full Portal List Mode
VMwareのホストとストレージシステムをiSCSIによって接続している環境で交替パスを構成し,動的に検出するディスカバリアドレス(IPアドレス)を1つにする場合に指定します。Y Y Y Y -- -- -- 88 Port Consolidation
同じDevice Managerサーバを使用している複数の移行元ストレージシステム(旧機種)のボリュームをnondisruptive migration機能を利用してデータ移行する場合,かつ移行先ストレージシステムのターゲットポートを共有することで使用するポートの数を減らしたい場合に指定します。
ホストモードのHPモードを設定しているときに指定できます。VSP G1000はマイクロコードのバージョンが80-02-01-XX/XX以降,VSP G100,VSP G200,VSP G400,VSP G600 およびVSP G800はマイクロコードのバージョンが83-03-0X-XX/XX以降,VSP F400,VSP F600 およびVSP F800はマイクロコードのバージョンが83-03-0X-XX/XX以降の場合に指定できます。Y Y Y Y -- -- -- 91 Disable I/O wait for OpenStack Option
OpenStackのI/Oデータパスとして利用されるホストグループ(ファイバチャネル接続時)またはiSCSIターゲット(iSCSI接続時)を手動設定で作成する場合Y Y※5 Y Y※6 -- -- -- 96 Change the nexus specified in the SCSI Logical Unit Reset
LU Resetを発行した場合に,ホストグループに接続している,すべてのイニシエーターのジョブをリセットするときに指定します。Y Y Y Y -- -- -- 97 Proprietary ANCHOR command support
Proprietary Anchorコマンドを使用するときに指定します。
DPボリュームがNASのファイルシステムで使用されている場合に指定できます。
この値を指定したホストストレージドメインからのパスが設定されているボリュームに対して,ゼロページを破棄できません。また,ボリュームの容量はページ予約されていると見なされます。Y Y Y Y -- -- -- 100 Hitachi HBA(Fabric Emulation Mode) Connection Option
FIVE-FX HBAと伝送速度が8Gbpsのポート(Point-to-PointまたはFabric(on))をダイレクト接続する場合に指定します。-- -- -- Y -- -- -- 102 (GAD) Standard Inquiry Expansion for HCS
次の条件をすべて満たす場合に指定します。
- ホストのOSがWindowsまたはAIXでMPIO機能を使用している
- global-active deviceまたはnondisruptive migrationを使用している
- Device Managerエージェントを使用している
-- Y Y Y -- -- -- 105 Task Set Full response in the event of I/O overload
I/O過負荷時にホストへTask Set Full応答を返したい場合に指定します。
ホストモードにWindowsモード(モード0C)またはWindows Extensionモード(モード2C)を設定している場合に有効です。Y Y Y Y -- -- -- 110 ODX support for WS2012
Windows Server 2012以降のホストに接続している環境から,Windows Server 2012以降が提供するOffload Data Transfer(ODX)機能を利用する場合に指定します。Y -- Y -- -- -- -- 113 iSCSI CHAP Authentication Log※3
CHAP認証の認証結果を監査ログ(DKC)に出力したい場合に指定します。Y -- Y -- -- -- -- 114 The automatic asynchronous reclamation on ESXi6.5 or later
VMware ESXi 6.5以降に接続し,VMFS(Virtual Machine File System)上のファイル削除に伴い自動実行されるゼロページ破棄機能を使用する場合に指定します。 このオプションとホストモードオプション63を組み合わせて使用してください。-- Y Y Y -- -- --
- (凡例)
- Y:指定できます。
- --:指定できません。
- 注※1
- NAS Platformと接続している場合に必要なことがあります。詳細は,ご使用のストレージシステムのシステム構築に関するマニュアルを参照してください。
- 注※2
- HUS VMの場合は指定できません。
- 注※3
- このホストモードオプションの設定は,ポート単位で有効になります。設定対象のポートのドメインIDが0のホストストレージドメイン(iSCSIターゲット)に,このホストモードオプションを設定してください。
- 注※4
- マイクロコードのバージョンが88-03-01-X0/00以降の場合に指定できます。
- 注※5
- マイクロコードのバージョンが80-05-3X-XX/XX以降の場合に指定できます。
- 注※6
- マイクロコードのバージョンが83-04-2X-XX/XX以降の場合に指定できます。
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- portおよびdomain
- GetStorageArray (subtarget=Port, portsubinfo=HostStorageDomain)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにPort,portsubinfoパラメーターにHostStorageDomainを指定してください。実行結果では,portID値がPortに表示されます。このportID値をパラメーターportの値として指定してください。パラメーターdomainには,指定するポートのホストストレージドメインとして使用されていないドメインIDを使用してください。
- portname
- GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,displayNameがAn instance of Portの下に表示されます。この値をportnameとして指定してください。
- nickname
- GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。GetStorageArrayコマンドを実行する時には,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにPort,パラメーターportsubinfoにホストストレージドメインを指定してください。次にAn instance of HostStorageDomainとして実行結果に表示されているnicknameの値を指定してください。
HiCommandCLI AddHostStorageDomain -o "D:\logs\AddHostStorageDomain.log" "serialnum=10037" "model=USP_V" "port=3" "domain=15" "hostmodeoption=7;40"RESPONSE: An instance of StorageArray . . (Attributes of StorageArray are omitted here) . List of 1 HostStorageDomain elements: An instance of HostStorageDomain objectID=HSDOMAIN.R600.10037.3.15 portID=3 portName=CL7-A domainID=15 hostMode=Standard hostModeOption=7;40 displayName=CL7-A-15 domainType=0 nickname=HCMD0030f resourcePartitionUnitID=-1
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