Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
global-active deviceによるボリュームの冗長化が不要になった場合,global-active deviceのコピーペアを解除し,一方のボリュームのホストへの割り当てを解除します。
指定したボリュームがほかのホストでglobal-active deviceのコピーペアとして利用されていない場合は,コピーペアの定義も同時に削除されます。コピーグループやコピーペア構成定義ファイル(インスタンスID)が不要になった場合はそれらも同時に削除されます。
この操作には,Replication Managerのライセンスの登録が必要です。
- 参考
- CTG IDが設定されているコピーペアを削除して副ボリュームでI/Oを継続する場合,コピーグループ単位で操作する必要があります。[レプリケーション]タブで対象のコピートポロジー内のすべてのコピーペアを削除するか,またはDevice Manager CLIのDeleteReplicationコマンドで対象のコピーペアが属するコピーグループのコピーペアをすべて削除します。そのあと,ボリュームの割り当てを解除してください。
- デフォルト以外の仮想ストレージマシンに属する正ボリュームの割り当てを解除する場合,エラーになるおそれがあります。エラーになった場合は,ボリュームの状態を確認して,仮想情報およびGAD Reserved属性を削除してください。削除には,Storage Navigator,またはDevice Manager CLIのModifyVLDEVコマンドおよびCancelVLDEVReservationコマンドを使用します。コマンドを実行したあと,ボリュームの割り当てを解除してください。
- 対象のホスト名
- 対象のボリューム
- global-active device環境の設定(参考:8.3.1 global-active device環境の初期設定とは)
- 対象のボリューム上のデータの退避(必要に応じて)
- 対象のボリュームに対するI/Oの停止
ホストからglobal-active deviceペアボリュームの一方のボリュームの割り当てを解除するには
- [リソース]タブで[ホスト]を選択します。
- ツリーを展開して,対象のOSを選択します。
- 対象のホストまたは配下の正ボリュームまたは副ボリュームを選択し,[ボリューム割り当て解除]ボタンをクリックします。
[global-active deviceペアの正ボリュームと副ボリューム両方の割り当てを解除する]チェックボックスが選択されていないことを確認してください。- プランを確認し,問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。- [タスク&アラート]タブで,タスクの実行結果を確認します。
- 参考
- タスクは,スケジュールを設定して,あとで実行することもできます。
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