Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
すでにホスト(ファイルサーバおよびNASモジュールを除く)で使用しているボリュームを冗長化して可用性を向上するために,割り当て済みのボリュームをglobal-active deviceペアボリュームに変更します。
割り当て済みのボリュームを正ボリュームとして選択したあと,副ボリュームを指定して新規にコピーペアを作成します。コピーペアの作成時には形成コピー(初期コピー)が実施されます。DPボリュームを使用したコピーペアの場合は,ゼロページ破棄も実施されます。
この操作には,Replication Managerのライセンスの登録が必要です。
- 対象の割り当て済みボリューム(正ボリューム)
- 対象の副ストレージシステム名
- 対象のペア管理サーバの情報
- global-active device環境の初期設定(参考:8.3.1 global-active device環境の初期設定とは)
ホストに割り当て済みのボリュームをglobal-active deviceペアボリュームに変更するには
- [リソース]タブで[ホスト]を選択します。
- ツリーを展開して,対象のOSを選択します。
- 対象のホストまたは配下のボリュームを選択し,[Global-Active Deviceボリュームに変更]ボタンをクリックします。
- 正サイトおよび副サイトの情報を設定します。
正サイトに設定した情報を基にデフォルトで副サイトの情報が設定されます。必要に応じて設定を変更してください。- コピーペアの設定情報を指定し,[プラン確認]ボタンをクリックします。
指定した条件に合致する,global-active deviceペアボリュームの割り当てのプランが表示されます。- プランを確認し,問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。- [タスク&アラート]タブで,タスクの実行結果を確認します。
新規に割り当てたglobal-active deviceの副ボリュームは,[リソース]タブ配下の割り当て済みのボリュームの一覧で確認できるようになります。global-active deviceの正ボリュームおよび副ボリュームのリンクをクリックすると,詳細情報ダイアログでコピーペア状態などのペア情報を確認できます。
重要
- ホストのOSがWindowsまたはAIXでMPIO機能を使用している場合は,ホストグループのホストモードオプションに102を設定してください。
参考
- タスクは,スケジュールを設定して,あとで実行することもできます。
- LUNパスが設定されたボリュームのALUA属性を変更した場合は,ホスト側でボリュームを再認識させてください。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.