Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
global-active deviceのコピーペア,global-active deviceおよびUniversal Replicatorによる3DCデルタリシンク構成のコピーペアを設定して,コピートポロジーを作成します。同時にShadowImageやThin Imageのローカルコピーも設定できます。
- 対象のストレージシステム
- ペアボリュームとして使用するボリューム
- 副ボリュームとして必要なボリュームの容量と数
- 設定するペア管理サーバの情報
- レプリケーション環境の準備
レプリケーション環境の準備については,マニュアル「Hitachi Command Suiteシステム構成ガイド」およびマニュアル「Hitachi Command Suite Replication Managerユーザーズガイド」を参照してください。
- リモートパスの設定
- ジャーナルグループの設定(Universal Replicatorを使用する場合)
- Quorumディスクの設定
- 仮想ストレージマシンの設定
- Thin Imageプールの設定(Thin Imageを使用する場合)
- ペア管理サーバの設定
- スナップショットグループ用ペア管理サーバの設定
- 対象の正ストレージシステムおよび副ストレージシステムの情報の更新
- ホストへの正ボリュームの割り当て
- DPプールの作成(Thin Image以外で副ボリュームを新規に作成して使用する場合)
- ホストへの副ボリュームの割り当て(副ボリュームをあらかじめ作成して使用する場合)
コピートポロジーを作成するには
- [レプリケーション]タブのコピートポロジーの一覧で,[コピートポロジー作成]ボタンをクリックします。
- イントロダクションの画面で[次へ]ボタンをクリックします。
- コピートポロジー種別の選択画面で,[Global-Active Device],または[Global-Active DeviceおよびUniversal Replicatorによる3DCデルタリシンク]を選択します。
- コピートポロジーの作成ウィザードで,global-active deviceの正ボリュームを設定する[サイト ストレージシステム 仮想ストレージマシン]アイコンをクリックして,ストレージシステム選択ダイアログを表示し,ストレージシステムと仮想ストレージマシンを選択します。
- global-active deviceの正ボリュームを設定するために,[ボリューム]アイコンをクリックして,ボリューム選択ダイアログを表示し,正ボリュームに指定できるボリュームの一覧から,対象のボリュームを選択します。
- global-active deviceの副ボリュームを設定する[サイト ストレージシステム 仮想ストレージマシン]アイコンをクリックして,ストレージシステム選択ダイアログを表示し,手順4で選択した仮想ストレージマシンと同じ仮想ストレージマシンが登録されているストレージシステムを選択します。
- global-active deviceの副ボリュームを設定するために,[ボリューム]アイコンをクリックして,ボリューム選択ダイアログを表示し,副ボリュームに指定できるボリュームの一覧から,対象のボリュームを選択します。
新規にボリュームを作成して使用する場合は,副ボリュームを作成するDPプールを指定し,LUNパスを設定します。
既存のボリュームを使用する場合は,正ボリュームとコピーペアにしたい副ボリュームを一覧から選択します。- global-active deviceの正ストレージシステムと副ストレージシステム間のコピーグループを設定します。
[コピーグループ]アイコンをクリックして,リモートコピーグループ設定ダイアログを表示します。
必要な項目を入力して,[OK]ボタンをクリックします。- global-active deviceのコピーグループだけを設定する場合は,手順13へ進みます。
- 3DCデルタリシンクの構成の場合は,Universal Replicatorのコピーペアも設定します。
Universal Replicatorの副ボリュームを設定する[サイト ストレージシステム]アイコンをクリックして,ストレージシステム選択ダイアログを表示し,副ボリュームを設定するストレージシステムを選択します。- Universal Replicatorの副ボリュームを設定するために,[ボリューム]アイコンをクリックして,ボリューム選択ダイアログを表示し,副ボリュームに指定できるボリュームの一覧から,対象のボリュームを選択します。
新規にボリュームを作成して使用する場合は,副ボリュームを作成するDPプールを指定し,LUNパスを設定します。
既存のボリュームを使用する場合は,global-active deviceの正ボリュームとコピーペアにしたい副ボリュームを一覧から選択します。- global-active deviceの正ストレージシステムとUniversal Replicatorの副ストレージシステム間,およびglobal-active deviceの副ストレージシステムとUniversal Replicatorの副ストレージシステム間のコピーグループを設定します。
[コピーグループ]アイコンをクリックして,リモートコピーグループ設定ダイアログを表示します。
必要な項目を入力して,[OK]ボタンをクリックします。- バックアップやディザスタリカバリーのテストなどを実施するためにローカルコピーを追加する場合は,[ローカルコピー追加]アイコンをクリックして,コピーグループおよび副ボリュームを設定します。
- コピートポロジーの作成ウィザードで[次へ]ボタンをクリックします。
プランを確認し,問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。- [タスク&アラート]タブで,タスクの実行結果を確認します。
作成したコピートポロジーを使用して,ペア状態を確認したり変更したりできるようになります。
重要
- ホストのOSがWindowsまたはAIXでMPIO機能を使用している場合は,ホストグループのホストモードオプションに102を設定してください。ホストモードオプションは[リソース]タブでLUNパス編集機能を使用して変更します。
参考
- タスクは,スケジュールを設定して,あとで実行することもできます。
- 副ボリュームを選択する場合で,ホストグループまたはiSCSIターゲットを新規に作成するとき,正側と同じホストモードおよびホストモードオプションがデフォルトで設定されます。正側と異なる設定にしたい場合は,[正側と同じホストモード/ホストモードオプションを設定する。]チェックボックスの選択を解除してください。その場合は,ホストモードがStandardで作成されホストモードオプションは付与されないため,[リソース]タブでLUNパス編集機能を使用して変更してください。
- 副ボリュームを選択する場合,ボリューム選択ダイアログの[使用済み容量]に[不明]が表示されるときは,ペア管理サーバがまだ設定されていないか,またはDevice Managerとペア管理サーバのDevice Managerエージェント間の通信が失敗しているおそれがあります。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.