Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)

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10.3.2 管理サーバの保守情報を採取する(hcmdsgetlogs)

hcmdsgetlogsコマンドを実行すると,ログファイルとデータベースファイルの保守情報を採取できます。

管理サーバの保守情報を採取するhcmdsgetlogsコマンドの書式を次に示します。

書式

Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsgetlogs /dir フォルダ名> [/types Hitachi Command Suite製品の名称> [<Hitachi Command Suite製品の名称...]] [/arc アーカイブファイル名>] [/logtypes ログファイル種別> [<ログファイル種別...]]

オプション

dir
保守情報を格納するローカルディスク上のフォルダの名前を指定します。あらかじめフォルダを作成している場合は,フォルダを空にしてください。
  • 指定できるパスの最大長は41バイトです。typeオプションにCompute Systems Manager以外のアプリケーション名を指定した場合の最大長については,各製品のマニュアルを参照してください。
  • パスには一部の特殊文字を除いたASCII印字可能文字コードを指定できます。指定できない特殊文字を示します。
    \ / : , ; * ? " < > | $ % & ' `
    パスの区切り文字には円記号(\),コロン(:)およびスラント(/)を使用できます。パスの末尾にはパスの区切り文字を指定しないでください。
  • パス中に空白を指定するときは,パスを引用符(")で囲んで指定してください。

types
障害などの理由によって,特定のHitachi Command Suite製品の保守情報だけしか採取できない場合に,採取対象の製品の名称を指定します。
  • Compute Systems Manager以外のHitachi Command Suite製品の名称については,それぞれのHitachi Command Suite製品のマニュアルを参照してください。
  • Compute Systems Managerの保守情報だけを採取する場合には,「HCSM」と指定します。
  • 複数の製品名を指定する場合は,空白文字で区切ってください。
  • typesオプションとlogtypesオプションの両方を指定する場合,logtypesオプションの引数には「log」を指定してください。
  • typesオプションを省略した場合,管理サーバにインストールされているすべてのHitachi Command Suite製品の保守情報が採取されます。

arc
作成されるアーカイブファイルの名前を指定します。通常は,指定不要です。
  • arcオプションを省略した場合,ファイル名は「HiCommand_log」になります。
  • アーカイブファイルは,dirオプションで指定したフォルダの下に出力されます。
  • アーカイブファイルが出力されるときに,各アーカイブファイルの種類に応じた拡張子(.jar.hdb.jar.db.jarまたは.csv.jar)が付けられます。
  • ファイル名には一部の特殊文字を除いたASCII印字可能文字コードを指定できます。指定できない特殊文字を次に示します。
    \ / : , ; * ? " < > | $ % & ' `

logtypes
障害などの理由によって,特定のログファイルしか採取できない場合に,採取対象のログファイルの種別を指定します。
指定できるログファイルの種別を次に示します。
「log」:.jarファイルと.hdb.jarファイルだけを採取する場合に指定します。
「db」:.db.jarファイルだけを採取する場合に指定します。
「csv」:.csv.jarファイルだけを採取する場合に指定します。
  • 複数の種別を指定する場合は,空白文字で区切ってください。
  • logtypesオプションを省略した場合,すべてのログファイル(.jar.hdb.jar.db.jarおよび.csv.jar)が採取されます。

戻り値

0:正常終了

1:パラメーターエラー

2:異常終了

重要
  • hcmdsgetlogsコマンドを複数同時に実行しないでください。
  • hcmdsgetlogsコマンド終了時に,メッセージKAPM05318-IまたはKAPM05319-Eが出力されない場合は,dirオプションで指定するフォルダに十分な空き容量がないためhcmdsgetlogsコマンドが途中で終了している状態です。
    dirオプションで指定するフォルダに十分な空き容量を確保したあとで,再度hcmdsgetlogsコマンドを実行してください。

Compute Systems Managerを含むすべてのHitachi Command Suite製品の保守情報を採取するhcmdsgetlogsコマンドの実行例を次に示します。

この実行例では,保守情報はc:\logsフォルダに格納されます。

Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsgetlogs /dir c:\logs

Compute Systems Managerだけに限定して保守情報を採取するhcmdsgetlogsコマンドの実行例を次に示します。

Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsgetlogs /dir c:\logs /types HCSM

関連項目

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