5.3.1 繰り返し定義を設定する
繰り返し定義は作成する表の形によって,設定の方法が異なります。繰り返し定義の設定方法を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 1ページ1レコードの繰り返し
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繰り返し対象を選択する
1ページ1レコードの繰り返しをする場合は,マッピングデータウィンドウから貼り付けたデータを選択してください。見出しやユーザ定義データウィンドウから貼り付けたデータは,1ページ1レコードの繰り返しにはなりません。
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繰り返し対象を設定する
[繰り返し]−[繰り返し指定]を選択します。
(2) 1ページ複数レコードで縦方向への繰り返し
繰り返しの対象(フィールド)を,縦方向に繰り返す手順です。
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繰り返し対象を選択する
繰り返し対象を複数個設定するときは,ドラッグして繰り返しの対象を矩形で囲みます。アイテムの種類で,繰り返し対象から外したいアイテムがある場合は,繰り返し対象を選択する前に,ツールボックスで選択対象から外すアイテムのチェックボックスをオフにします。
ツールボックスで選択対象としたアイテムが,反転表示されて選択状態になります。単一選択の場合は,アイテムをクリックしてください。
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繰り返し対象を設定する
[繰り返し]−[繰り返し指定]を選択します。
単一選択で指定したアイテムがすでに繰り返し設定されている場合は,[繰り返し指定]は不活性となり選択できません。
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繰り返し方向を設定する
[繰り返し]−[優先方向]から[縦優先]を選択します。
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繰り返し位置を設定する
[繰り返し]−[縦位置]から[設定]を選択します。
マウスの形が に変わります。このとき,マウスをクリックすると,ラバーバンドが表示されます。ドラッグしてラバーバンドを繰り返し位置まで移動させてください。選択したアイテムが繰り返し表示されます。
(3) 1ページ複数レコードで横方向への繰り返し
繰り返しの対象(フィールド)を,横方向に繰り返す手順です。
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繰り返し対象を選択する
繰り返し対象を複数個設定するときは,ドラッグして繰り返しの対象を矩形で囲みます。アイテムの種類で,繰り返し対象から外したいアイテムがある場合は,繰り返し対象を選択する前に,ツールボックスで選択対象から外すアイテムのチェックボックスをオフにします。
ツールボックスで選択対象としたアイテムが,反転表示されて選択状態になります。単一選択の場合は,アイテムをクリックしてください。
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繰り返し対象を設定する
[繰り返し]−[繰り返し指定]を選択します。
単一選択で指定アイテムがすでに設定されている場合は,[繰り返し指定]は不活性となり選択できません。
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繰り返し方向を設定する
[繰り返し]−[優先方向]から[横優先]を選択します。
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繰り返し位置を設定する
[繰り返し]−[横位置]から[設定]を選択します。
マウスの形が に変わります。このとき,マウスをクリックすると,ラバーバンドが表示されます。ドラッグしてラバーバンドを繰り返し位置まで移動させてください。選択したアイテムが繰り返し表示されます。
横方向に繰り返しを指定した場合,見出しが付かない段ができます。見出しが付いていない段に見出しを付ける場合は,見出し指定をします。見出し指定については,「5.3.3 表の見出しの繰り返しを定義する」を参照してください。
(4) 1ページ複数レコードで縦横方向への繰り返し
繰り返しの対象(フィールド)を,横方向に並んでいるものを縦方向に繰り返し,次に横方向に繰り返す手順です。
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繰り返し対象を選択する
繰り返し対象を複数個設定するときは,ドラッグして繰り返しの対象を矩形で囲みます。アイテムの種類で,繰り返し対象から外したいアイテムがある場合は,繰り返し対象を選択する前に,ツールボックスで選択対象から外すアイテムのチェックボックスをオフにします。
ツールボックスで選択対象としたアイテムが,反転表示されて選択状態になります。単一選択の場合は,アイテムをクリックしてください。
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繰り返し対象を設定する
[繰り返し]−[繰り返し指定]を選択します。
単一選択で指定したアイテムがすでに繰り返し設定されている場合は,[繰り返し指定]は不活性となり選択できません。
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繰り返し方向を設定する
[繰り返し]−[優先方向]から[縦優先]を選択します。
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繰り返し位置(縦方向)を設定する
[繰り返し]−[縦位置]から[設定]を選択します。
マウスの形が に変わります。このとき,マウスをクリックすると,ラバーバンドが表示されます。ドラッグしてラバーバンドを繰り返し位置(縦方向)まで移動させてください。選択したアイテムが繰り返し表示されます。
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繰り返し位置(横方向)を設定する
[繰り返し]−[横位置]から[設定]を選択します。
マウスの形が に変わります。このとき,マウスをクリックすると,ラバーバンドが表示されます。ドラッグしてラバーバンドを繰り返し位置(横方向)まで移動させてください。マウスボタンを離すと,選択したアイテムが繰り返し表示されます。
縦横の両方向に繰り返しを指定した場合,見出しが付かない段ができます。見出しが付いていない段に見出しを付ける場合は,見出し指定をします。見出し指定については,「5.3.3 表の見出しの繰り返しを定義する」を参照してください。
(5) 繰り返し定義後の作業
繰り返しの定義をすると,帳票ファイル上の貼付域(余白を除いた部分)すべてにデータが繰り返されて表が作成されます。このため,集計しない帳票の場合は,繰り返しの個数を設定して表の行数を設定してください。集計する帳票の場合は,改ブロックおよび改ページの設定をしたあと,データ集計をしてください。
なお,まとめ表示は,繰り返しの定義のあとで設定してください。
(6) 補足説明
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ツールボックスで ボタン以外を選択している場合は,繰り返しの縦位置,横位置,個数,および優先方向は,不活性となり操作できません。
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ユーザ定義データウィンドウのデータを繰り返し対象に指定した場合は,同じデータが繰り返されます。
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あらかじめ決められた繰り返し位置,繰り返しの方向に表を作成する場合は,[繰り返し設定]ダイアログに設定すると便利です。[繰り返し設定]ダイアログについては,マニュアル「EUR 帳票作成 画面リファレンス」を参照してください。[繰り返し設定]ダイアログでは,縦方向の繰り返し間隔をLPIで指定することもできます。
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アイテムを複数選択して繰り返し定義を設定する場合,アイテムの配置の設定で[貼付域の左上を基準]を指定しているアイテムが一つ以上含まれていると,[繰り返し指定]は不活性となり選択できません。