10.8.5 操作ログのディスクの空き容量のしきい値を変更する手順
操作ログのディスクの空き容量が不足すると、イベント画面にイベントが表示されます。このイベントを通知するタイミングとなる空き容量のしきい値を設定できます。
操作ログのディスクの空き容量のしきい値を変更するには:
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コンフィグレーションファイルに設定を追加します。
コンフィグレーションファイル(jdn_manager_config.conf)の格納先は次のとおりです。
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\mgr\conf
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JP1/IT Desktop Management 2のサービスを再起動します。
コンフィグレーションファイルに設定した内容で、イベントが通知されます。
コンフィグレーションファイルで設定する定義を次の表に示します。
プロパティ |
説明 |
設定値の計算式 |
---|---|---|
Capacity_OplogDBPathWarningThreshold |
操作ログのデータベースフォルダの空き容量の警戒しきい値 |
操作ログのデータベースの[必要なディスク容量]×0.1 |
Capacity_OplogDBPathErrorThreshold |
操作ログのデータベースフォルダの空き容量の緊急しきい値 |
操作ログのデータベースの[必要なディスク容量]×0.03 |
Capacity_OplogBKPathWarningThreshold |
操作ログの保管先フォルダの空き容量の警戒しきい値(定期エクスポート無効時) |
70キロバイト×管理対象の機器の台数×7 |
Capacity_OplogBKPathErrorThreshold |
操作ログの保管先フォルダの空き容量の緊急しきい値(定期エクスポート無効時) |
70キロバイト×管理対象の機器の台数×3 |
Capacity_OplogBKPathWarningThreshold_ExportEnabled |
操作ログの保管先フォルダの空き容量の警戒しきい値(定期エクスポート有効時) |
730キロバイト×管理対象の機器の台数×7 |
Capacity_OplogBKPathErrorThreshold_ExportEnabled |
操作ログの保管先フォルダの空き容量の緊急しきい値 (定期エクスポート有効時) |
730キロバイト×管理対象の機器の台数×3 |
Capacity_DataPathWarningThreshold_OpLogEnabled_ExportDisabled |
データフォルダの空き容量の警戒しきい値 (操作ログ有効時・定期エクスポート無効時) |
15.3メガバイト×管理対象の機器の台数×0.5+3ギガバイト |
Capacity_DataPathErrorThreshold_OpLogEnabled_ExportDisabled |
データフォルダの空き容量の緊急しきい値 (操作ログ有効時・定期エクスポート無効時) |
15.3メガバイト×管理対象の機器の台数×0.3+500メガバイト |
Capacity_DataPathWarningThreshold_OpLogEnabled_ExportEnabled |
データフォルダの空き容量の警戒しきい値 (操作ログ有効時・定期エクスポート有効時) |
21.4メガバイト×管理対象の機器の台数×0.5+3ギガバイト |
Capacity_DataPathErrorThreshold_OpLogEnabled_ExportEnabled |
データフォルダの空き容量の緊急しきい値 (操作ログ有効時・定期エクスポート有効時) |
21.4メガバイト×管理対象の機器の台数×0.3+500メガバイト |
コンフィグレーションファイルの設定例を次に示します。
# # コンフィグレーションファイル # # 操作ログのデータベースフォルダの空き容量の警戒しきい値 Capacity_OplogDBPathWarningThreshold=10000