3.4.4 実行する処理に合わせてプロパティを設定する
ステップおよびサービスのプロパティを設定することで,あらかじめメール通知の宛先を設定しておいたり,ステップ間で値を受け渡したりできます。
ここでは例として,リモートコマンド実行およびメール通知部品のプロパティを次のとおり設定します。
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リモート実行したtasklistコマンドの結果を,メール通知部品のメール本文に受け渡す。
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メール通知の宛先のメールアドレスは,常に固定されている。
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実行するコマンドおよび実行対象のホスト名のデフォルトを設定する。コマンドおよびホスト名は,サービス実行時に変更することもできる。
前提条件
- 操作できる権限およびロール
- AdminロールまたはDevelopロールを持つユーザー
- [Service Builder Edit]画面を表示してサービステンプレートを編集できる状態にします。
操作手順
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[フロー]エリアで,[リモートコマンド実行]を選択します。
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[ステッププロパティ]エリアの[プロパティ]タブから,出力プロパティのアイコンをクリックします。
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[標準出力プロパティ1]の行を選択し,鉛筆アイコンをクリックします。
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[出力プロパティマッピング]ダイアログボックスの[設定方法]で[指定しない]のラジオボタンを選択します。
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[OK]ボタンをクリックします。
[フロー]エリアで,[メール通知部品]を選択します。
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[ステッププロパティ]エリアの[プロパティ]タブから,入力プロパティのアイコンをクリックします。
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[Toメールアドレス]の[値]に,送信先のメールアドレスを入力します。
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[ステッププロパティ]エリアにある[メール本文]の行を選択し,鉛筆アイコンをクリックします。
[入力プロパティマッピング]ダイアログボックスが表示されます。
[ステップツリー]の中から[リモートコマンド実行]-[標準出力プロパティ1]を選択し,[OK]ボタンをクリックします。
[メール本文]の値に,[標準出力プロパティ1]を表す文字列が表示されます。
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[Service Builder Edit]画面の上部にある[プロパティ]タブをクリックします。
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設定したいプロパティを選択して,[デフォルト値]に値を設定します。
ここでは次のサービスプロパティを設定します。この画面で指定した値が,サービス実行時にデフォルトとして表示されます。
表3‒2 サービスプロパティの設定例 サービスプロパティ
設定する値
[実行対象サーバのホスト名]
コマンドを実行する対象のホスト名またはIPアドレス
[実行するコマンド]
tasklist
操作結果
リモートコマンド実行およびメール通知部品のプロパティが設定できました。
- 注意
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tasklistコマンドの実行結果が1,024文字を超えた場合,1,024文字よりあとの文字はメールに記載されません。
次の作業
プロパティが設定できたら,次はサービステンプレートをビルドします。