jegn_setup
機能
JP1/IM - EG for NNMiの動作環境を設定します。
形式
新規セットアップする場合
jegn_setup [-h 論理ホスト名] -user NNMiユーザー名 -passwd NNMiパスワード [-port NNMiポート番号] [-lang NNMi言語] [-interval NNMiインシデント再取得間隔] [-startup NNMiインシデント取得方法] [-ssl TLS使用可否]
上書きセットアップする場合
jegn_setup -update [-h 論理ホスト名] [-user NNMiユーザー名] [-passwd NNMiパスワード] [-port NNMiポート番号] [-lang NNMi言語] [-interval NNMiインシデント再取得間隔] [-startup NNMiインシデント取得方法] [-ssl TLS使用可否]
動作環境を確認する場合
jegn_setup -list [-h 論理ホスト名]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限。ただし,UAC機能が有効な場合は,管理者コンソールから実行してください。
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
EG for NNMiパス\bin
- UNIXの場合
-
/opt/jp1eg4nnmi/bin
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,動作環境を設定する論理ホスト名を指定します。指定できる文字数は,Windowsの場合は1〜196(単位:バイト),UNIXの場合は1〜255(単位:バイト)です。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が設定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が設定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。
-user NNMiユーザー名
NNMiのWebサービスクライアントのユーザー名を指定します。指定できる文字数は1〜40文字です。ユーザー名に使用できる文字は,半角英数字,半角記号,および半角スペースです。半角スペースを含む場合は,「"」で囲んで指定してください。
新規セットアップする場合は,このオプションは省略できません。
-passwd NNMiパスワード
NNMiのWebサービスクライアントのパスワードを指定します。指定できる文字数は1〜40文字です。パスワードに使用できる文字は,半角英数字,半角記号,および半角スペースです。半角スペースを含む場合は,「"」で囲んで指定してください。
新規セットアップする場合は,このオプションは省略できません。
-port NNMiポート番号
接続するNNMiのポート番号を指定します。指定できる値は1〜65535です。
このオプションを省略した場合,-sslオプションにtrueを指定しているときは20481,falseを指定しているときは20480が設定されます。
-lang NNMi言語
接続するNNMiの言語を指定します。NNMiを日本語でインストールした場合はjaを,英語でインストールした場合はenを指定してください。
このオプションを省略した場合,JP1/Baseで設定した言語種別が日本語のときはja,英語のときはenが設定されます。
-interval NNMiインシデント再取得間隔
取得できるNNMiインシデントが1件も存在しない場合,または通信エラーなどで例外が発生した場合に,NNMiインシデントを再取得する間隔を指定します。指定できる値は,1〜3600(単位:秒)です。
このオプションを省略した場合,30が設定されます。
NNMiインシデントを再取得する間隔を次の図に示します。
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JP1/IM - EG for NNMiからNNMiに,NNMiインシデントの取得を要求します。取得できるNNMiインシデントが存在した場合は,そのNNMiインシデントを取得します。取得したNNMiインシデントを変換してJP1イベントを発行したら,次のNNMiインシデントを要求します。
もし,取得できるNNMiインシデントが存在しない場合は,このオプションで指定した時間が経過してから,再度NNMiインシデントを要求します。
-startup NNMiインシデント取得方法
JP1/IM - EG for NNMiのサービス起動時(初回起動時を除く)に,サービス停止中に発行されたNNMiインシデントを取得する場合,何時間前のNNMiインシデントから取得するかを指定します。指定できる値はall,または0〜240(単位:時間)です。
allを指定すると,最後にNNMiインシデントを取得した時刻から現在までに発行された,すべてのNNMiインシデントを取得します。0以外の整数を指定すると,指定した時間分さかのぼった時刻から現在までに発行されたNNMiインシデントを取得します。0を指定すると,サービス停止中に発行されたNNMiインシデントは取得しません。
このオプションを省略した場合,0が設定されます。
サービス起動時に取得するNNMiインシデントの範囲を次の図に示します。
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-ssl TLS使用可否
NNMiに接続するときにTLSを使用するかどうかを指定します。TLSを使用する場合はtrueを,TLSを使用しない場合はfalseを指定してください。
このオプションを省略した場合,falseが設定されます。
このオプションにtrueを設定した場合,JP1/IM - EG for NNMiが使用できるTLSプロトコルのバージョンのうち,接続先となるJP1/NNMiで使用できる最も高いバージョンのTLSプロトコルで接続します。
JP1/IM - EG for NNMiが使用できるTLSのバージョンについては,「2.4.1 セットアップコマンドの実行」を参照ください。
-update
上書きセットアップの場合に指定します。指定したオプションの情報だけ変更されます。指定しなかったオプションの情報は,前回設定した情報が引き継がれます。
なお,JP1/IM - EG for NNMiのサービスが起動している場合に,jegn_setupコマンドを実行したときは,jegn_spmd_reloadコマンドを実行するか,JP1/IM - EG for NNMiのサービスを再起動して,変更した情報を有効にしてください。JP1/IM - EG for NNMiのサービスが停止している場合に,jegn_setupコマンドを実行したときは,次にサービスを起動したときに変更した情報が有効になります。
-list
現在の設定内容を表示する場合に指定します。このオプションを指定すると,各オプションの設定値が「オプション名:設定値」の形式で表示されます。ただし,パスワードについては常に「********」が表示されます。表示例を次に示します。
user:hitachi passwd:******** port:80 lang:ja interval:30 startup:0 ssl:false
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
異常終了 |