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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Event Gateway for Network Node Manager i


2.4.1 セットアップコマンドの実行

JP1/IM - EG for NNMiをインストールしたら,セットアップコマンド(jegn_setup)を実行して,JP1/IM - EG for NNMiの動作環境を設定します。

jegn_setupコマンドの詳細については,「7. コマンド」の「jegn_setup」を参照してください。

jegn_setupコマンドで設定する情報を次の表に示します。

表2‒4 jegn_setupコマンドで設定する情報

項目

内容

設定

NNMiユーザー名

NNMiのWebサービスクライアント1のユーザー名を設定します。

NNMiパスワード

NNMiのWebサービスクライアント1のパスワードを設定します。

NNMiポート番号

接続するNNMiのポート番号を設定します。

※2

NNMi言語

接続するNNMiの言語を設定します。

NNMiインシデント再取得間隔

取得できるNNMiインシデントが1件も存在しない場合,または通信エラーなどで例外が発生した場合に,NNMiインシデントを再取得する間隔を設定します。

NNMiインシデント取得方法

JP1/IM - EG for NNMiのサービス起動時(初回起動時を除く)に,サービス停止中に発行されたNNMiインシデントを取得する場合,何時間前のNNMiインシデントから取得するかを設定します。

TLS使用可否

NNMiに接続するときに,TLSを使用するかどうかを設定します。

(凡例)

○:必ず設定する

−:任意で設定する

注※1

NNMiのWebサービスクライアントの作成方法については,NNMiの各製品のマニュアルを参照してください。

注※2

JP1/IM - EG for NNMiのバージョン13の新規インストール時に設定するデフォルトのポート番号は,NNMiのバージョン13を新規インストールした際にデフォルトで使用するポート番号となります。次に示す条件のどれかに合致した場合は,JP1/NNMiで使用しているhttp/httpsのポートを,jegn_setupコマンドで「NNMiポート番号」に設定する必要があります。

・JP1/NNMiのバージョン12以前の環境に,JP1/IM - EG for NNMiのバージョン13を新規インストールした場合

・JP1/NNMiをバージョン12以前からバージョン13にバージョンアップし環境に,JP1/IM - EG for NNMiのバージョン13を新規インストールした場合

・JP1/NNMiのhttp/httpsのポートの値をデフォルトから変更した場合

上書きセットアップについて

jegn_setupコマンドの-updateオプションを使用すると,JP1/IM - EG for NNMiの動作環境を変更できます。

使用できるTLSプロトコルのバージョンについて

JP1/IM - EG for NNMiで使用できるTLSプロトコルのバージョンは,次のとおりです。

  • TLSv1.2プロトコル

  • TLSv1.1プロトコル

  • TLSv1プロトコル

接続先となるJP1/NNMiで,上記のどれかのプロトコルを使用できるように設定してください。JP1/NNMiの設定方法については,JP1/NNMiのマニュアルを参照ください。