15.3.1 基本構成
JP1/IMの基本的な構成の例を次に示します。
この例は,業務の実行状況を2階層で管理するシステムの構成例です。
各ホストで必要な製品を次に示します。
- 統合マネージャー(最上位のマネージャー)
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JP1/IM - Manager
インテリジェント統合管理基盤,セントラルコンソール,およびIM構成管理を稼働させています。インテリジェント統合管理基盤は,複数のシステムの関係性や,ジョブ管理,稼働監視,イベント管理などのデータの関連を,インテリジェント統合管理サーバに蓄積して管理します。また,JP1/IM - Agentを利用して性能監視,ログ監視,および対処アクションを実行するために必要になります。IM構成管理は,IM構成管理DBの設定を有効にしている場合に使用できる機能です。
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JP1/IM - Agent
マネージャーホストの監視や,マネージャーホストの定義ファイルを統合オペレーション・ビューアーから管理するために必要です。
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JP1/Base
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- 拠点マネージャー
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JP1/IM - Manager
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JP1/IM - Agent
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JP1/Base
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- 拠点マネージャー
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JP1/IM - Manager
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JP1/IM - Agent
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JP1/Base
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- エージェント(業務実行ホスト)
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JP1/IM - Agent
エージェントとしてJP1/IM - Agentを使用できます。JP1/IM - Agentは,オンプレミス環境とクラウド環境のシステムを監視でき,管理対象ホストからパフォーマンスデータを収集して,JP1/IM - Managerに送信します。また,各マネージャーからの要求でコマンドを実行できます。
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JP1/Base
エージェントとしてJP1/Baseを使用できます。JP1/Baseは,JP1イベントの送受信やコマンドの実行などの処理をします。
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業務実行プログラム(ユーザーアプリケーションプログラム,JP1シリーズのプログラムなど)
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- ビューアー(システムの監視用ホスト)
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JP1/IM - View
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この例に示したシステムでは,エージェントでの業務の実行状況などのJP1イベントは,JP1/Baseによって,いったん拠点マネージャーに転送されます。必要に応じて,拠点マネージャーから統合マネージャーへJP1イベントが転送されます。
管理者は,ビューアーの統合オペレーション・ビューアー,またはJP1/IM - Viewを通して,統合マネージャーにログインし,システム全体を管理します。
JP1/IMは,多階層の構造を持ったシステムを構成できます。その際には,最上位のマネージャー,中間層のマネージャー,それぞれにJP1/IM - Managerが必要となります。なお,セントラルスコープは,中間層のマネージャーでも稼働させることができます。
- 注意事項
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同一のエージェントを複数のマネージャーホストから監視することはできません。