Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


15.1.5 言語環境の検討

JP1/IMシステムの各ホストの言語環境を検討します。

言語環境は統一することを推奨しますが,JP1/IMは言語環境が混在したシステムでも運用が可能です。なお,11-00以降JP1/IMの文字コードは,JP1/Baseの言語環境の設定方法で設定します。

ただし,JP1/SES形式のイベントを監視するシステムでは,システム内の言語環境をJP1/SES形式のイベントの文字コードで統一する必要があります。

また,一つのサーバ内では言語環境を統一する必要があります。

〈この項の構成〉

(1) 言語環境の設定について

JP1/IMの言語環境

参照先:「15.1.6 JP1/IM - Manager,統合オペレーション・ビューアー,JP1/IM - View,およびJP1/Baseの言語環境混在での運用

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「1.3.2 インストール直後に必要な設定(Windowsの場合)」

参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「2.3.3 インストール直後に必要な設定(UNIXの場合)」

JP1/Baseの言語環境の設定

参照先:マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の言語種別の設定に関する説明

(2) 言語設定の注意事項

(a) 英語で動作させる場合

システムのロケールは英語に設定してください。設定していない場合,画面に表示される文字が文字化けする場合があります。

(b) 日本語で動作させる場合

  • システムのロケールは日本語に設定してください。設定していない場合,画面に表示される文字が文字化けする場合があります。

  • JP1/IMではSJISの文字コード範囲外の文字コード(JIS 第3水準,第4水準)は扱えません。

  • JP1/IM - Agentがサポートする文字コードはUTF-8だけです。

(c) 中国語で動作させる場合

  • システムのロケールは中国語に設定してください。設定していない場合,画面に表示される文字が文字化けする場合があります。

  • JP1/IMではGB18030の文字コード範囲外の文字コードは扱えません。

  • JP1/IM - Agentがサポートする文字コードはUTF-8だけです。

  • フォントSimsunで使用できる文字以外を表示した場合は,文字化けして表示される場合があります。

  • IMデータベースのセットアップの前にJP1/IM - Managerの動作する言語コードをGB18030に設定する必要があります。

  • JP1/IM - Managerを中国語で動作させる場合,JP1/Baseの文字コード設定がGB18030である必要があります。次に示す手順に従い,JP1/Baseの文字コード設定を確認してください。次のコマンドを実行してください。

    物理ホストの場合

    jbsgetcnf >退避ファイル名.txt

    論理ホストの場合

    jbsgetcnf -h 論理ホスト名 >退避ファイル名.txt

    退避ファイル名.txtをテキストエディターで開き,[JP1_DEFAULT¥JP1BASE¥]の定義内容LANGの値がGB18030であることを確認してください。論理ホストの場合はJP1_DEFAULTの部分を論理ホスト名に読み替えてください。

  • LANGの値がGB18030以外の場合は,GB18030に設定が必要です。

  • セントラルコンソールの次の項目は,GB18030の文字コードの2バイト以下の文字のみ入力可能です。他の項目は,GB18030の文字コードの4バイト以下の文字を入力可能です

    • [アクション結果更新条件設定]画面

    • [アクション詳細設定]画面(互換用)

    • [アクション詳細設定(イベント拡張情報)]画面

    • [拡張属性編集]画面

    • 自動アクション通知定義ファイル(actnotice.conf

    • 拡張起動プロセス定義ファイル(jp1co_service.conf

    • ヘルスチェック定義ファイル(jcohc.conf

    • 自動アクション環境定義ファイル(action.conf.update

    • IMパラメーター定義ファイル(jp1co_param_V7.conf

    • 通信環境定義ファイル(console.conf.update

    • 通信環境定義ファイル(view.conf.update

    • 相関イベント発行環境定義ファイル

    • 自動アクション定義ファイル(actdef.conf

  • セントラルスコープの次の項目は,GB18030の文字コードの4バイト以下の文字を入力可能です。他の項目は,GB18030の文字コードの2バイト以下の文字のみを入力可能です。

    • [状態変更条件設定]画面の個別条件の属性値

    • [共通条件詳細設定]画面の共通条件詳細の属性値

    • ガイド情報ファイル(jcs_guide_xxx.txt)の正規表現

  • IM構成管理の次の項目は,GB18030の文字コードの4バイト以下の文字を入力可能です。他の項目は,GB18030の文字コードの2バイト以下の文字のみを入力可能です。

    • [プロファイル表示/編集]画面のログファイルトラップ情報の設定ファイル

    • [プロファイル表示/編集]画面のイベントログファイルトラップ情報の設定ファイル

    • jcfmkcsdataコマンドのセントラルスコープのエクスポートファイルの内容