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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


8.6.9 リモートでログファイルやイベントログを監視する場合の注意事項

〈この項の構成〉

(1) リモート監視の技術情報の確認

Windowsのリモート監視では,WindowsのOSのWMIの機能を使用します。そのため,WMIの仕様に従った動作をします。WMIの仕様は更新されることがあるため,情報については,下記などをご確認いただいた上でご使用ください。

http://support.microsoft.com/

(2) システム共通設定のIMホストアカウントに関する注意事項

JP1/IM - ManagerホストがWindows Server 2012,Windows Server 2012 R2,Windows Server 2016,Windows Server 2019,またはWindows Server 2022の場合,IMホストアカウントには以下のいずれかを指定してください。

(3) 監視対象ホストで必要となるパッケージについての注意事項

ログデータを収集するためのパッケージが必要になります。リリースノートを参照して,必要なパッケージを適用してください。

(4) OpenSSH 4.6p1 以前の OpenSSH を使用する場合

OpenSSH 4.6p1 以前の OpenSSH を使用する場合,監視対象ホストのシステムログに以下のエラーが出力される場合がありますが,本エラーによるJP1/IM - Managerの動作への影響はございません。

出力されるシステムログ

error: channel 0: chan_read_failed for istate 3

本エラーを出力しないようにするためには,OpenSSH 4.7p1 以降を使用してください。

(5) クラスタ環境上のJP1/IM - Managerでリモート監視を実行した場合

クラスタ環境上のJP1/IM - Managerでリモート監視を実行した場合,フェールオーバー中に発生したメッセージの監視を行なうことはできません。

(6) リモート監視の監視対象ホストの名前解決について

リモート監視の監視対象ホストの名前解決にはOSの設定が使用されます。JP1/Baseのjp1hosts,jp1hosts2は使用されません。

(7) リモートログファイル監視について

リモートログファイル監視で,シンボリックリンク,およびハードリンクのファイルの監視はできません。