8.5.6 設定ファイルの内容の編集
IM構成管理では,エージェントのJP1/Baseおよびリモートの監視対象ホストのプロファイルの設定ファイルを編集できます。
ここでは,設定ファイルの編集で使用する機能について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 設定ファイルの内容の編集
[プロファイル表示/編集]画面で,表示した設定ファイルの内容を編集できます。
IM構成管理で編集できる設定ファイルを,次の表に示します。
プロファイル種別 |
設定ファイル |
注意事項 |
---|---|---|
イベント転送情報 |
イベントの転送設定ファイル(forward) |
− |
ログファイルトラップ情報 |
ログファイルトラップ動作定義ファイル(ファイル名は任意) |
エージェントのJP1/Baseのバージョンが09-10以降の場合,MARKSTR,ACTDEF以外の項目を編集したときは,サービスの再起動が必要です。 エージェントのJP1/Baseのバージョンが09-10より前の場合,MARKSTR,ACTDEF以外の項目は編集しないでください。 |
ログファイルトラップ起動定義ファイル(jevlog_start.conf) |
エージェントのJP1/Baseのバージョンが09-10以降の場合,起動オプションだけを編集できます。編集した起動オプションを基に,ログファイルトラップ起動定義ファイルが更新されます。 |
|
イベントログトラップ情報 |
イベントログトラップ動作定義ファイル(ntevent.conf) |
イベントサーバ名(server)は編集できません。 |
ローカルアクション情報 |
ローカルアクション実行定義ファイル(jbslcact.conf) |
− |
リモート監視のログファイルトラップ情報 |
リモート監視ログファイルトラップ動作定義ファイル(ファイル名は任意) |
− |
リモート監視のイベントログトラップ情報 |
リモート監視イベントログトラップ動作定義ファイル(ファイル名は任意) |
− |
[プロファイル表示/編集]画面では,設定ファイルに対して,次の操作ができます。
- コピー
-
設定ファイルから文字列をコピーできます。事前に排他編集権を獲得する必要はありません。
ノード情報表示領域に表示されている設定ファイルの内容から,コピーしたい文字列を選択して,次のどちらかの操作を実行します。
-
メニューバーの[編集]−[コピー]を選択する
-
右クリックして[コピー]を選択する
-
- 切り取り
-
設定ファイルから文字列をコピーして,コピーした文字列を削除できます。事前に排他編集権を獲得する必要があります。
ノード情報表示領域に表示されている設定ファイルの内容から,切り取りたい文字列を選択して,次のどちらかの操作を実行します。
-
メニューバーの[編集]−[切り取り]を選択する
-
右クリックして[切り取り]を選択する
-
- 貼り付け
-
コピーした文字列または切り取った文字列を,設定ファイルに貼り付けられます。事前に排他編集権を獲得する必要があります。
ノード情報表示領域に表示されている設定ファイルの内容で,文字列を貼り付けたい個所を選択して,次のどちらかの操作を実行します。
-
メニューバーの[編集]−[貼り付け]を選択する
-
右クリックして[貼り付け]を選択する
-
設定ファイルの編集中に,編集内容をチェックしません。また,設定ファイルの編集中にIM構成管理・ビューアーを閉じたり,強制終了したりすると,編集内容は保存されません。
(2) 編集内容の保存
編集した設定ファイルの内容を,IM構成管理が動作するマネージャーに保存できます。
次のどれかの操作を実行すると,編集内容が保存されます。
-
[プロファイル表示/編集]画面のノード情報表示領域(設定情報)で,[保存する]を選択して,[実行]ボタンをクリックする
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[プロファイル表示/編集]画面のノード情報表示領域(設定情報)で,[反映する]を選択して,[実行]ボタンをクリックする
-
[プロファイル表示/編集]画面の[操作]−[プロファイル保存/反映]−[サーバに反映]を選択する
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IM構成管理が動作するマネージャーで,インポートを実行する
IM構成管理による設定ファイルの編集内容の保存の流れを次に示します。
保存できる設定ファイルを次に示します。
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イベントの転送設定ファイル
-
ログファイルトラップ動作定義ファイル
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ログファイルトラップ起動定義ファイル
-
イベントログトラップ動作定義ファイル
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ローカルアクション実行定義ファイル
ただし,ログファイルトラップ起動定義ファイルは,エージェントのJP1/Baseのバージョンが09-10以降の場合だけ保存できます。
IM構成管理が動作するマネージャーに保存された設定ファイルの編集内容は,ホストには転送されません。
IM構成管理が動作するマネージャーに編集内容を保存したあと,ホストからプロファイルを収集すると,収集した内容が上書き保存されます。
(3) 編集内容の反映
編集した設定ファイルの内容を,エージェントのJP1/Baseに反映できます。また,リモートの監視対象ホストの設定ファイルの内容を,有効にできます。
設定ファイルごとの項目によって,反映する操作が異なります。反映する操作の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 画面リファレンス」の「5.9.2 [設定ファイル]ページ」を参照してください。
IM構成管理による設定ファイルの編集内容の反映の流れを,次に示します。
編集内容は,ホストごとに反映,または一括反映できます。
反映を実行したあとの設定ファイルの状態は,[プロファイル表示/編集]画面の[設定ファイル]ページで確認できます。反映に成功すると「反映済み」,失敗すると「反映失敗」の状態となります。サーバで保存している設定ファイルを使用していない場合,「空白」(未反映)となります。また,サーバに設定ファイルがあり,対象となるホストで使用していない場合,「サーバ保存済み」の状態となります。
設定ファイルの状態が「反映失敗」または「サーバ保存済み」の場合,[設定ファイル]ページのツリー表示領域に,編集中の状態を示すアイコンが表示されます。
なお,JP1/Baseがバージョン9以降の場合,設定ファイルの反映に失敗すると,エージェントの設定ファイルは元の設定ファイルにロールバックされます。
反映を実行したあとのホストの状態は,[IM構成管理]画面の[IM構成]ページで確認できます。「反映失敗」や「サーバ保存済み」の設定ファイルがある場合,ツリー表示領域のホストアイコンに,エラーの状態を示すアイコンが表示されます。詳細は,[IM構成]ページのノード情報表示領域で[基本情報]ボタンをクリックすると参照できます。
- ホストごとに反映する
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IM構成管理でホストごとに反映できる設定ファイルを次に示します。
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イベントの転送設定ファイル
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ログファイルトラップ動作定義ファイル
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ログファイルトラップ起動定義ファイル
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イベントログトラップ動作定義ファイル
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ローカルアクション実行定義ファイル
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リモート監視ログファイルトラップ動作定義ファイル
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リモート監視イベントログトラップ動作定義ファイル
ただし,ログファイルトラップ起動定義ファイルは,エージェントのJP1/Baseのバージョンが09-10以降の場合だけ反映できます。
ホストごとに反映する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「3.5.1(6)(b) エージェントごとに設定ファイルの編集内容を反映する」を参照してください。
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- 一括反映する
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IM構成管理で一括反映できる設定ファイルを,次に示します。
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イベントの転送設定ファイル
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ログファイルトラップ動作定義ファイル
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ログファイルトラップ起動定義ファイル
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イベントログトラップ動作定義ファイル
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ローカルアクション実行定義ファイル
ただし,ログファイルトラップ起動定義ファイルは,エージェントのJP1/Baseのバージョンが11-10以降の場合だけ反映できます。
一括反映する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「3.5.1(6)(a) 設定ファイルの編集内容を一括で反映する」を参照してください。
なお,一括反映の場合,サーバに設定ファイルが存在しないときは,KNAN22497-Iのメッセージが表示されて,反映されません。
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