8.5.5 プロファイルの追加と削除
IM構成管理では,エージェントのJP1/Baseのバージョンが09-10以降の場合,各エージェントで設定していた,ログファイルトラップのプロファイルを追加したり削除したりできます。また,リモートの監視対象ホストで設定していた,リモート監視ログファイルトラップのプロファイルを追加したり削除したりできます。
- 〈この項の構成〉
(1) プロファイルの追加
ログファイルトラップおよびリモート監視ログファイルトラップのプロファイルを追加する流れを次に示します。
プロファイルの追加は,IM構成管理・ビューアーの[プロファイル追加]画面から実行します。プロファイルを追加すると,[プロファイル表示/編集]画面のツリー表示領域に追加したプロファイルが表示されます。
なお,プロファイルを追加した場合,次に示す内容を編集して保存または反映する必要があります。
-
エージェントの場合
-
ログファイルトラップ動作定義ファイル
-
ログファイルトラップ起動定義ファイル
-
-
リモートの監視対象ホストの場合
-
リモート監視ログファイルトラップ動作定義ファイル
-
リモート監視ログファイルトラップの起動オプション
-
手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「3.5.1(5) 設定ファイルを編集する」を参照してください。
プロファイルの追加では,次の項目を設定できます。
項目 |
説明 |
---|---|
監視名 |
ログファイルトラップの監視名を指定します。 すでに指定している監視名やログファイルトラップ動作定義ファイルと同じ名称の監視名は,指定できません。 |
クラスタID |
論理ホストの共有ディスクのログファイルを管理する場合,クラスタIDを設定します。 クラスタIDについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。 クラスタIDを有効にした場合,クラスタ用のログファイルトラップを指定できます。 |
プロファイルを追加する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「3.5.1(4)(a) プロファイルを追加する」を参照してください。
IM構成管理から追加したログファイルトラップ情報をエージェントの監視対象ホストに反映した場合に配置される定義ファイルのパスを次の表に示します。
設定ファイル |
エージェントのOS種別 |
配置先 |
---|---|---|
ログファイルトラップ動作定義ファイル |
Windows |
Baseパス\conf\cf_log_file_trap\ |
UNIX |
/etc/opt/jp1base/conf/cf_log_file_trap/ |
|
ログファイルトラップ起動定義ファイル |
Windows |
Baseパス\conf\event\ |
UNIX |
/etc/opt/jp1base/conf/event/ |
(2) プロファイルの削除
ログファイルトラップおよびリモート監視ログファイルトラップのプロファイルを削除する流れを次に示します。
プロファイルの削除は,IM構成管理・ビューアーの[プロファイル表示/編集]画面から実行します。プロファイルを削除すると,IM構成管理DBに保存されているログファイルトラップおよびリモート監視ログファイルトラップのプロファイルが削除されます。また,エージェントのJP1/Baseのバージョンが11-10以降の場合は,プロファイル削除を実行したときにエージェントのログファイルトラップ情報も削除されます。エージェントのJP1/Baseのバージョンが11-00以前の場合は,プロファイル削除を実行したときではなく,ログファイルトラップのプロセス停止を実行したときにエージェントのログファイルトラップ情報が削除されます。
ただし,次の図に示すように,クラスタ用のログファイルトラップのプロファイルを削除する場合,削除の流れが異なります。
プロファイルを削除すると,IM構成管理DBに保存されているログファイルトラップのプロファイルが削除されます。
-
エージェントの場合
ログファイルトラップ起動定義ファイルからログファイルトラップの起動定義情報が削除されたあと,ログファイルトラップ動作定義ファイルが削除されます。これによって,エージェントのログファイルトラップの設定が削除されます。
-
リモートの監視対象ホストの場合
リモート監視ログファイルトラップ起動定義ファイルからログファイルトラップの起動定義情報が削除されたあと,リモート監視ログファイルトラップ動作定義ファイルが削除されます。
なお,クラスタ用かクラスタ用ではないかに関係なく,削除したいログファイルトラップがエージェントで起動している場合,削除できません。削除したいログファイルトラップを停止してから削除してください。
プロファイルを削除する手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「3.5.1(4)(b) プロファイルを削除する」を参照してください。