8.2.2 システムの階層構成の取得
IM構成管理では,IM構成管理が動作するマネージャーから,マネージャーホストのJP1/Baseが保持するシステムの階層構成の定義情報(構成定義情報)を取得し,IM構成管理DBが保持する構成定義情報として,IM構成管理が動作するマネージャーに保存できます。なお,リモートの監視対象ホストについては,システムの階層構成の情報は収集しません。
システムの階層構成は,[IM構成管理]画面の[IM構成]ページで取得します。
システムの階層構成の反映を実行する場合,IM構成管理ビューアーで表示されている内容で反映されます。システムの階層構成が取得されていない場合には,現在構成されている内容と異なる構成で反映してしまう可能性があるため,必ず階層構成の取得を実行してください。
システムの階層構成の取得は,次の場合に実行します。
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次のように,IM構成管理を使わないでシステムの階層構成が変更されているとき,統合マネージャーでシステムの階層構成の取得を実行する。
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既存のJP1/IMのシステムにIM構成管理を導入した
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IM構成管理が動作するマネージャーでjbsrt_distribコマンドを実行して,システムの階層構成を変更した
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統合マネージャーと拠点マネージャーの間で,システムの階層構成の同期を実行したあとに,拠点マネージャーでシステムの階層構成の取得を実行する。
システムの階層構成の取得を実行すると,IM構成管理DBが保持する構成定義情報が更新されます。更新前のIM構成管理DBが保持する構成定義情報を保存する場合は,事前にIM構成管理が動作するマネージャーで,エクスポートしておく必要があります。
取得を実行後,IM構成管理では,システムの階層構成は次のように表示されます。
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取得した構成定義情報に,IM構成管理に登録されていないホストが含まれている場合は,自動的にIM構成管理DBに登録されます。ただし,ホスト情報は取得されません。ホスト情報の取得は,[IM構成管理]画面の[ホスト一覧]ページまたは[IM構成]ページで実行します。
取得した構成定義情報に,同一のホスト名が複数存在する場合は,エラーメッセージが表示されて,IM構成管理DBが保持する構成定義情報には反映されません。
取得した構成定義情報に同一ホスト名が複数存在しないかどうかをチェックします。
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取得した構成定義情報に同一ホスト名が複数存在する場合は,取得した構成定義情報が破棄されて,[IM構成]ページで,IM構成ツリーがグレー表示されます。
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取得した構成定義情報が,IM構成管理DBが保持する構成定義情報と不一致の場合は,[IM構成]ページで,ツリー表示領域のホストアイコンに,エラーの状態を示すアイコンが表示されます。
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IM構成管理が動作するマネージャーのJP1/Baseが保持する構成定義情報が削除されていた場合は,「IM構成が存在しません。サーバで保持しているIM構成を削除しますか?」というメッセージが表示されます。
[はい]ボタンをクリックすると,IM構成管理DBが保持する構成定義情報が削除されます。[いいえ]ボタンをクリックすると,IM構成管理DBが保持する構成定義情報は削除されないで,[IM構成]ページのツリー表示領域で,システムの階層構成がグレー表示されます。
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エージェント構成の場合に,[IM構成]ページのツリー表示領域でシステムの階層構成がグレー表示となったとき,構成定義情報(エージェント構成)を見直し,エージェント構成を反映してください。反映する方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「3.2.4(3) システムの階層構成をIM構成管理が管理するシステムに反映する」を参照してください。
IM構成管理が動作するマネージャーの起動時にも,IM構成管理が動作するマネージャーのJP1/Baseが保持する構成定義情報と,IM構成管理DBが保持する構成定義情報の内容が一致しているかどうかをチェックするため,システムの階層構成の取得が実行されます。