5.2.1 監視ツリーの構成
監視ツリーは,監視オブジェクトと監視グループ,および仮想ルートノードから構成されます。
項目 |
説明 |
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セントラルスコープによって監視している対象です。 監視オブジェクトには,監視する条件として,監視対象が特定の条件になった場合にアイコンをエラー状態にするなどの条件が設定されています。 監視対象に関連したJP1イベントを受信すると,監視条件に一致するか判定し,条件が一致するとアイコンの状態を変化させます。 |
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監視オブジェクトをグループ化するためのものです。 監視グループには,監視オブジェクトまたは監視グループを含めることができます。 上位の監視グループに含まれる下位の監視オブジェクトまたは監視グループがJP1イベントを受けて状態が変化すると,上位の監視グループも状態が変化します。 |
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監視ツリーの監視範囲設定を有効にしたときにだけ表示されます(詳細については,「5.4.3 監視ツリーの監視範囲設定」を参照してください)。 例えば,監視ツリーの監視範囲設定が有効になった状態で,JP1ユーザー「jp1ope」がJP1/IM - Manager(セントラルスコープ)にログインすると,次の図のように仮想ルートノードが監視ツリーの最上位に表示されます。 上図のように仮想ルートノードには,人を模したアイコンが表示されます。また,仮想ルートノード名は,JP1/IM - Manager(セントラルスコープ)にログインしたときのJP1ユーザー名となります。 仮想ルートノードは,監視グループや監視オブジェクトと異なり,情報の編集([プロパティ]画面での編集)や状態の変更といった操作ができません(仮想ルートノード下の監視ノードの状態が変化すると,仮想ルートノードの状態もそれに合わせて変化しますが,仮想ルートノードの状態を直接変更することはできません。下位の監視ノードの状態を変更する必要があります)。 |