4.19.1 連携製品のモニター起動
JP1/IMでは,[イベントコンソール]画面に表示されているJP1イベントを選択して,その表示内容に関連するアプリケーションの画面を起動できます。これをモニター起動といいます。
アプリケーションによっては,モニター起動によって,選択したJP1イベントに関係する画面を直接表示できます。例えば,JP1/AJSでジョブ実行イベントを選択してモニター起動すると,そのジョブの実行状況の管理画面が,上位のジョブネット画面を経由せずに直接呼び出されます。
このように,調査が必要なJP1イベントから直接アプリケーションの画面を起動できるため,直感的な操作で作業を迅速に進めることができます。
なお,モニター起動をするには,JP1イベントを発行したアプリケーションがモニター起動による連携ができる必要があります。各製品のモニター起動の対応については,各製品のマニュアルを参照してください。例えば,JP1/AJSやJP1/PFMのマニュアルには,[イベントコンソール]画面からモニター起動するための設定手順が記載されています。
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JP1/AJS:マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」のJP1/IMを使った監視の説明
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JP1/PFM:マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のJP1/IMとの連携の説明
また,モニター起動できるアプリケーションは,JP1/IMの定義ファイルをカスタマイズすることで,追加,変更できます。カスタマイズの概要,カスタマイズ方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「5.17 連携製品のモニター起動の設定」を参照してください。
- 重要
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モニター起動によって次の連携製品の画面を呼び出す場合,JP1/IM - Viewの認証情報を使用します。
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JP1/AJS - View
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JP1/AJS - Web Console
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JP1/PFM - Web Console
しかし,次の場合にJP1/IM - Viewの認証情報が無効になります。
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ログインしている認証サーバが再起動した場合
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ログインしている認証サーバがjbs_spmd_reloadコマンドによりリロードされた場合
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ログインしている認証サーバがプライマリーからセカンダリーに切り替わった場合
JP1/IM - Viewの認証情報が無効になった場合の動作が,ご使用のバージョンによって異なるため注意してください。
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JP1/IM - Manager,JP1/IM - View,両方のバージョンが08-10以降の場合,JP1/IM - Viewが自動的に再認証を行い認証情報を再度取得します。
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JP1/IM - Manager,JP1/IM - Viewのどちらかのバージョンが08-01以前の場合,連携製品側で認証に失敗します。
64ビット版のWindowsでは,%WINDIR%\System32フォルダ以下に配置されているコマンドを実行すると,WOW64のリダイレクト機能によって,%WINDIR%\SysWow64フォルダ以下に配置されているコマンドにリダイレクトされます。リダイレクト先のコマンドがない場合,コマンドの実行に失敗することがあります。%WINDIR%\System32フォルダ以下に配置されているコマンドを実行コマンドに指定する場合は注意してください。
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- 〈この項の構成〉
(1) ユーザーが指定したモニター画面を呼び出す仕組み
JP1/IM - Viewには,画面に表示されたJP1イベントに対してモニター画面を呼び出す機能があります。このモニター画面上で,JP1イベントを発行したジョブやアプリケーションの詳細を表示したり,それらのジョブやアプリケーションを直接操作したりできます。
JP1/IMの定義ファイルをカスタマイズすることにより,デフォルトで起動できる画面※のほかに,ユーザーが指定した次の画面を起動できるようになります(一つのJP1イベントからは一つのアプリケーションだけ起動できます)。
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アプリケーションプログラムの画面
アプリケーションプログラムの画面を起動するためには,実行ファイルを指定します。
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WWWページ
WWWページを起動するためには,URLを指定します。
また,画面呼び出しの際には,JP1イベントなどの情報をアプリケーションに渡すことができます。
- 注※
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デフォルトでは,次の画面を起動できます。
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JP1/AJS(アプリケーション画面)
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バージョン8以前のJP1/Cm2/NNMまたはバージョン7.5以前のHP NNMのサブマップ画面(WWWページ)
これらの連携製品側でJP1/IMとの連携機能を強化するために,新たに設定を追加していることがあります。上記製品のマニュアルもお読みください。
JP1/Cm2/NNMiまたはHP NNMiのモニター画面を呼び出す仕組みについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Event Gateway for Network Node Manager i」を参照してください。
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なお,モニター画面はJP1/IM - Viewを起動したOSユーザーで実行されます。
モニター画面呼び出しの概要を次の図に示します。