3.2.2 ダッシュボードによるトレンドデータの表示
各種メトリックのトレンドデータを表示するパネルには,パネルタイプとして,「トレンド」,「ランキング」,「数値」,「ゲージ」を選択できます。
「トレンド」パネルは,トレンドデータを時系列の折れ線グラフで表示します。CPU使用率やメモリ使用量などのITリソース情報や外形監視での応答時間などのパフォーマンスデータのトレンドを把握し,問題の事前確認,問題発生時の原因究明に利用することができます。
「ランキング」パネルは,直近のトレンドデータをノードやインスタンスごとの棒グラフで,ランキング順に表示します。
「数値」パネルは,直近のトレンドデータを数値で表示します。任意の警戒値,危険値の値に応じて表示色を変化させることができます。
「ゲージ」パネルは,直近のトレンドデータをゲージ形式で表示します。ゲージのメモリとして、任意の警戒域,危険域を表示させることができます。
また,各パネルを補助するために,任意のテキスト(マークダウン記法)情報を表示するための「テキスト」パネルをダッシュボードに配置することもできます。
ダッシュボードで扱えるトレンドデータは,JP1/IM - Agentの性能監視機能で収集したパフォーマンスデータ,および統合監視DBで管理しているJP1イベントのメトリックです。JP1/IM - Agentの性能監視機能では,オンプレミス,プライベートクラウド,クラウド(AWS,Azure),コンテナ(Kubernetes,OpenShift),外形監視(HTTP,IDMP),SaaS,アプリケーションを監視できます。詳細については,「9.5 JP1/IM - Agent による監視機能」を参照してください。