Hitachi

プリンタマネージャ 


6.2.2 印刷ジョブをリストアする

背景

マネージャのリストアの[ジョブのリストア]画面で、バックアップファイルからリストアする印刷ジョブを選択し、リストア先情報を設定して、マネージャに対してリストアを要求します。リストアで指定できるバックアップファイルは、同一マシン内で作成したバックアップファイルだけです。

[ジョブ一覧]ウィンドウに追加した表示項目を[ジョブのリストア]画面に表示する場合は、マネージャの環境設定の[ジョブ一覧ウィンドウ共通設定]画面の[項目追加]タブで[追加項目をリストア機能の[リストアするジョブの選択]一覧に表示する]チェックボックスをチェックしてください。

前提条件

操作手順

  1. リストア先の受付プリンタを変更する場合は、リストア用の受付プリンタを、モニタで出力先プリンタとして作成し、マネージャで管理対象プリンタとして追加します。

    これ以降の手順では、受付プリンタ「PRT01」の印刷ジョブを、リストア用の受付プリンタ「PRT04」にリストアする場合を例に説明します。

    [図データ]

  2. Windowsのスタートメニューから、[すべてのプログラム]−[日立プリンタマネージャ]−[ユティリティ]−[リストア]を選択します。

    [ジョブのリストア]画面が表示されます。

    マネージャの環境設定で[ジョブ一覧]ウィンドウの表示項目を追加していない、または追加した表示項目を[リストアするジョブの選択]に表示する設定をしていない場合

    [図データ]

    マネージャの環境設定で[ジョブ一覧]ウィンドウに追加した表示項目を[リストアするジョブの選択]に表示する設定をしている場合

    ここで示す[ジョブのリストア]画面は、マネージャの環境設定で[ジョブ一覧]ウィンドウの追加項目として「ホストID」を指定している例です。

    [図データ]

  3. リストア対象の印刷ジョブを選択し、リストア先の受付プリンタを設定します。

    画面に次の内容を設定します。

    • リストア対象バックアップファイル:受付プリンタ「PRT01」のリストア対象バックアップファイル(C:\ProgramData\HITACHI\PrinterMonitor\Temp\Job\BACKUP\PRT01_20180909182411.bak)

    • リストア先の受付プリンタ:「PRT04」

    マネージャの環境設定で[ジョブ一覧]ウィンドウの表示項目を追加していない、または追加した表示項目を[リストアするジョブの選択]に表示する設定をしていない場合

    [図データ]

    マネージャの環境設定で[ジョブ一覧]ウィンドウに追加した表示項目を[リストアするジョブの選択]に表示する設定をしている場合

    ここで示す[ジョブのリストア]画面は、マネージャの環境設定で[ジョブ一覧]ウィンドウの追加項目として「ホストID」を指定している例です。

    [図データ]

    [ジョブのリストア]画面の設定項目を次に示します。

    項目

    内容

    [リストア対象バックアップファイル]

    リストアする印刷ジョブが格納されているバックアップファイルを絶対パスで指定します。リストア対象バックアップファイルは、[参照]ボタンをクリックして[フォルダの選択画面]から選択します。ほかのマシンで作成したバックアップファイルは指定できません。同一マシン内で作成したバックアップファイルを指定してください。

    [ファイル作成日時]

    選択したリストア対象バックアップファイルの作成日時が表示されます。

    [受付プリンタ]

    選択したリストア対象バックアップファイルの受付プリンタが表示されます。

    [リストアするジョブの選択]

    一覧から、リストアする印刷ジョブをクリックして選択します。選択を解除する場合も印刷ジョブをクリックしてください。[Shift]キーや[Ctrl]キーを押したまま操作すると、複数の印刷ジョブを選択したり、選択を解除したりできます。一覧の印刷ジョブすべてをリストアする場合は、[すべて選択]チェックボックスをチェックしてください。なお、[すべて選択]チェックボックスは、一覧の印刷ジョブをすべてクリックして選択した場合も自動的にチェックされます。

    一覧には、選択したリストア対象バックアップファイルに格納されている、印刷ジョブの情報(印刷指示日時、状態、処理結果、および印刷ドキュメント名)が表示されます。マネージャの環境設定で[ジョブ一覧]ウィンドウに追加した表示項目を[リストアするジョブの選択]に表示する設定をしている場合は、追加した項目も「*<項目名>」の形式で一覧に表示されます。<項目名>には、[ジョブ一覧ウィンドウ共通設定]画面の[項目追加]タブで指定した名称が表示されます。

    一覧では、項目ごとに昇順または降順を切り替えたり、項目の並び順をドラッグ&ドロップで変更したりできます。 項目の昇順または降順を切り替える場合は、項目のヘッダをクリックします。昇順に切り替えた場合は項目名のあとに[図データ]ボタン、降順に切り替えた場合は項目名のあとに[図データ]ボタンが表示されます。 なお、ドラッグ&ドロップで変更した項目の並び順は保存されないため、[ジョブのリストア]画面を再起動するとデフォルトの並び順に戻ります。

    [バックアップジョブ数]

    選択したリストア対象バックアップファイルに格納されている、印刷ジョブの数が表示されます。

    [リストアジョブ数]

    [リストアするジョブの選択]の一覧で選択した印刷ジョブの数が表示されます。[リストアするジョブの選択]で[すべて選択]チェックボックスをチェックすると、バックアップジョブ数と同じ値が表示され、チェックを外すと、「0」が表示されます。リストアジョブ数は、[リストアするジョブの選択]の一覧で印刷ジョブを選択すると加算され、選択を解除すると減算されます。

    [リストア先の受付プリンタ]

    リストア先の受付プリンタをドロップダウンリストから選択します。選択できる受付プリンタは、マネージャの環境設定で登録した管理対象プリンタです。受付プリンタは複数選択できません。

    [汎用形式のジョブをリストア先の受付プリンタでの印刷用に変換する]

    リストア実行時に、リストア先の受付プリンタに合わせて、印刷ジョブの設定を変換するかどうかを選択します。

    リストア対象バックアップファイルの受付プリンタと、リストア先の受付プリンタが異なる場合に、印刷ジョブの設定をリストア先の受付プリンタに合わせて変換するときは、このチェックボックスをチェックしてください。

    リストア先の受付プリンタに合わせて、印刷ジョブの設定を変換する対象は、印刷データ形式が汎用形式の印刷ジョブだけです。印刷データ形式が汎用形式以外の印刷ジョブは無視され、変換されません。印刷データ形式に汎用形式やRAW形式の印刷ジョブが混在していた場合は、汎用形式のジョブだけが変換されます。

    このチェックボックスをチェックすると、リストア元と異なる受付プリンタにリストアする場合に、印刷結果が改善されることがありますが、リストア処理に時間が掛かります。

  4. [リストア]ボタンをクリックします。

    印刷ジョブのリストアが実行され、指定したバックファイルと同じフォルダに次のファイルが出力されます。

    • ログファイル

      リストア処理の結果(ジョブの一覧を含む)が出力されます。ファイル名は、「<指定したバックアップファイル名(拡張子除く)>→<受付プリンタ名>.log」です。

    リストア中は、リストア処理の進捗状況を示すメッセージが表示されます。

    リストア処理が完了すると、リストア処理の結果(正常終了またはエラー終了)を示すメッセージが出力されます。

    重要

    [リストア]ボタンをクリックした時に、バックアップ、またはリストアが実行中の場合は、エラーになります。

    メモ

    印刷ジョブのリストア処理を実行しないで終了する場合は、[終了]ボタン、または画面の右上の[×]ボタンをクリックしてください。設定した内容を破棄して、リストアを終了します。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    リストアを終了します。

    エラー終了のメッセージが出力された場合は、メッセージに従って対処したあと、再度、リストアを実行してください。なお、前回リストアされた印刷ジョブは、上書きされません。

  6. 必要に応じて、リストア対象バックアップファイルを手動で削除します。

    重要

    バックアップファイルは、リストアしても自動的に削除されません。削除しない場合はディスク容量を圧迫するおそれがあります。

  7. 必要に応じて、マネージャコンソールの[ジョブ一覧]ウィンドウで、リストアした印刷ジョブを確認します。

    [図データ]