6.2.1 印刷ジョブをバックアップする
背景
マネージャのバックアップの[ジョブのバックアップ]画面で、バックアップする印刷ジョブの受付プリンタとジョブ状態を選択して、マネージャに対してバックアップを要求します。必要に応じて、バックアップ失敗時の動作も指定します。
前提条件
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モニタサービスおよびマネージャサービスが停止している
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マネージャのユティリティ(バックアップおよびリストア)がすべて停止している
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バックアップを実行するユーザが管理者権限を持っている
操作手順
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必要に応じて、マネージャコンソールの[ジョブ一覧]ウィンドウで、バックアップしたい印刷ジョブがある受付プリンタを確認します。
これ以降の手順では、受付プリンタ「PRT01」の印刷ジョブすべてをバックアップする場合を例に説明します。
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マネージャサービス、およびモニタサービスを停止します。
サービスを停止する前に、すべての印刷が完了しているか、[用紙交換通知]画面や[障害通知]画面が表示されていないか確認してください。すべての印刷運用が完了していることを確認してから、サービスを停止してください。
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Windowsのスタートメニューから、[すべてのプログラム]−[日立プリンタマネージャ]−[ユティリティ]−[バックアップ]を選択します。
[ジョブのバックアップ]画面が表示されます。この画面は、モニタの環境設定で[マネージャ設定]画面の[保存先フォルダ名]に、「C:\ProgramData\HITACHI\PrinterMonitor\Temp\Job」を指定した例です。
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バックアップ対象の印刷ジョブを選択し、バックアップ先の情報やバックアップ時の動作を設定します。
画面に次の内容を設定します。
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受付プリンタ:「PRT01」
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バックアップファイル出力先フォルダ:「C:\ProgramData\HITACHI\PrinterMonitor\Temp\Job\BACKUP」
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[バックアップできたジョブを削除する]:チェックする※
- 注※
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バックアップできた印刷ジョブを削除する場合はチェックし、バックアップできた印刷ジョブを削除しない場合はチェックを外してください。チェックすると、バックアップできた印刷ジョブは、マネージャの保存先フォルダから削除され、マネージャコンソールの[ジョブ一覧]ウィンドウに表示されなくなります。
[ジョブのバックアップ]画面の設定項目を次に示します。
項目
内容
[受付プリンタ]
受付プリンタをドロップダウンリストから選択します。選択できる受付プリンタは、マネージャの環境設定で登録した管理対象プリンタです。受付プリンタは複数選択できません。
[バックアップするジョブの状態]
バックアップする印刷ジョブのジョブ状態を指定します。
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[すべて]チェックボックス
[状態]が「保留中」、および「印刷処理済み」の印刷ジョブをバックアップする場合に選択します。
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[保留]チェックボックス
[状態]が「保留中」の印刷ジョブをバックアップする場合に選択します。
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[印刷完了]チェックボックス
[状態]が「印刷処理済み」で[処理結果]が「印刷完了」の印刷ジョブをバックアップする場合に選択します。
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[未完了]チェックボックス
[状態]が「印刷処理済み」で[処理結果]が「印刷完了」以外の印刷ジョブをバックアップする場合に選択します。
デフォルト値は、[すべて]チェックボックスをチェックした状態です。ほかのチェックボックスをチェックする場合は、[すべて]チェックボックスのチェックを外してください。
[バックアップファイル出力先フォルダ]
バックアップファイルの出力先フォルダを228文字以内の絶対パスで指定します。出力先フォルダは、[参照]ボタンをクリックして[フォルダの選択画面]から選択します。出力先フォルダには、マネージャのジョブ保存先フォルダと同じフォルダは指定できません。また、フォルダ名には、?、*、"、>、<、|、サロゲート文字、およびIVSフォントは使用できません。
デフォルト値は、「<マネージャのジョブ保存先フォルダ>\BACKUP」です(<マネージャのジョブ保存先フォルダ>には、モニタの環境設定で[マネージャ設定]画面の[保存先フォルダ名]に指定した値が設定されます)。BACKUPフォルダが存在しない場合、[フォルダの選択画面]の初期値には「マネージャのジョブ保存先フォルダ」が表示されるため、必ず、マネージャのジョブ保存先フォルダ以外を選択してください。
バックアップファイルは、印刷ジョブをリストアしたあとも削除されません。バックアップファイルの出力先フォルダには、ディスク容量に十分な空き容量があるフォルダを指定してください。
[バックアップできたジョブを削除する ]チェックボックス
バックアップが正常に終了した印刷ジョブを、マネージャの保存先フォルダから削除するかどうかを指定します。バックアップしたあとも、印刷ジョブをマネージャコンソールの[ジョブ一覧]ウィンドウで管理する場合は、このチェックボックスのチェックを外してください。
チェックボックスをチェックすると、バックアップが正常に終了した印刷ジョブは、マネージャの保存先フォルダから削除され、エラーが発生した印刷ジョブは、マネージャの保存先フォルダに残ります。マネージャの保存先フォルダから削除された印刷ジョブは、マネージャコンソールの[ジョブ一覧]ウィンドウに表示されなくなります。
チェックボックスのチェックを外すと、バックアップが正常に終了した印刷ジョブも、エラーが発生した印刷ジョブも、マネージャの保存先フォルダに残ります。
[バックアップできないジョブが存在した場合の動作]
バックアップできない印刷ジョブがあった場合に、バックアップ処理を続行してバックアップできた印刷ジョブのバックアップファイルを作成するか、バックアップ処理を中断してバックアップファイルを作成しないかを選択します。
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[該当ジョブを除外してバックアップファイルを作成する]ラジオボタン
エラーが発生した印刷ジョブはバックアップ処理をスキップして、次の印刷ジョブのバックアップ処理を続行し、バックアップが正常に終了した印刷ジョブのバックアップファイルを作成します。
この場合、[バックアップできたジョブを削除する]をチェックしているときは、バックアップが正常に終了した印刷ジョブは、マネージャのジョブ保存先フォルダから削除され、エラーが発生してバックアップできなかった印刷ジョブは、マネージャのジョブ保存先フォルダにそのまま残ります。[バックアップできたジョブを削除する]をチェックしていないときは、バックアップが正常に終了した印刷ジョブも、エラーが発生してバックアップできなかった印刷ジョブも、マネージャのジョブ保存先フォルダにそのまま残ります。
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[バックアップファイルを作成しない]ラジオボタン
エラーを検知した時点でバックアップ処理を中断し、バックアップファイルは作成しません。
この場合、[バックアップできたジョブを削除する]のチェックに関係なく、中断する前までにバックアップが正常に終了した印刷ジョブも、エラーが発生してバックアップできなかった印刷ジョブもマネージャの保存先フォルダにそのまま残ります。
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[バックアップ]ボタンをクリックします。
バックアップ処理が開始され、バックアップファイル出力先フォルダに次のファイルが出力されます。
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バックアップファイル
バックアップできた印刷ジョブが出力されます。ファイル名は、「<受付プリンタ名>_<バックアップ処理の開始日時※>.bak」です。
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ログファイル
バックアップ処理の結果(ジョブの一覧を含む)が出力されます。ファイル名は、「<受付プリンタ名>_<バックアップ処理の開始日時※>.log」です。
- 注※
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日時は、「YYYYMMDDHHMMSS」の形式(YYYY:西暦、MM:月、DD:日、HH:時、MM:分、SS:秒)で出力されます。
バックアップ中は、バックアップ処理の進捗状況を示すメッセージが表示されます。
バックアップ処理が完了すると、バックアップ処理の結果(正常終了またはエラー終了)を示すメッセージが出力されます。なお、バックアップできた印刷ジョブは、[バックアップできたジョブを削除する]をチェックしている場合は削除され、チェックしていない場合は削除されません。
- 重要
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[バックアップ]ボタンをクリックした時に、モニタサービスまたはマネージャサービスが起動中の場合や、バックアップまたはリストアが実行中の場合は、エラーになります。
- メモ
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印刷ジョブのバックアップ処理を実行しないで終了する場合は、[終了]ボタン、または画面の右上の[×]ボタンをクリックしてください。設定した内容を破棄して、バックアップを終了します。
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[OK]ボタンをクリックします。
バックアップを終了します。
一部のジョブがバックアップできない、またはバックアップファイルが作成できないメッセージが出力された場合は、ログを参照しエラー内容を確認してください。メッセージに従って対処したあと、再度、バックアップを実行してください。
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必要に応じて、バックアップできなかった印刷ジョブがないかを確認します。
- [バックアップできたジョブを削除する]をチェックしている場合
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マネージャコンソールの[ジョブ一覧]ウィンドウで、バックアップできなかった印刷ジョブがないかを確認します。
- [バックアップできたジョブを削除する]をチェックしていない場合
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ログファイルに「バックアップできなかったジョブがありました。(<バックアップファイル名>)」が出力されていないかを確認します。
バックアップできなかった印刷ジョブがある場合は、再度、バックアップを実行してください。