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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console アクセス定義ファイル作成ガイド


$MUL(乗算結果の取得関数)

文字列を数値と見なして乗算を実行し、その演算結果を返します。

〈このページの構成〉

形式

返却値=$MUL(文字列,数字)

指定する値

終了状態

処理の終了状態とその内容を次に示します。

終了状態

内容

NORMAL

正常終了

NODATA

次のどちらかを示す

  • 文字列または数値に指定した値に誤りがある

  • 演算結果が表現できる値の範囲外

ERROR

スクリプト中断

引数の誤り、またはそのほかのエラー

(凡例)

−:該当しない

注意事項

「文字列」、「数字」に指定できない値が記述されている場合、および演算結果が表現できる値の範囲外となった場合は、返却値には0が返されます。

記述例

「10×5」を演算し、結果を出力する場合の記述例を次に示します。

[SET_VALUE]
  VAL1 = 10
  VAL2 = $MUL(VAL1, 5)
 
MSG = 'MUL:' +VAL1+ ' * 5 = ' +VAL2
$ECHO(MSG)
実行結果

MUL: 10 * 5 = 50