[CLASS_FIND](オブジェクトクラスの検索)
オブジェクトクラスを検索します。
検索対象のクラスと一致した場合、そのプロパティ値を変数に代入できます。また、基点クラスを見つけるために、クラスの検索を複数回実施する必要がある場合は、実行する回数分[CLASS_FIND]タグを記述します。
形式
[CLASS_FIND] 検索するオブジェクトクラス名 ([FIND_DATA]) 検索条件式 [GET_VALUE] 変数への代入文 ([ORDER_ASC]または[ORDER_DESC]) 検索結果をソートするためのキー
指定する値
-
検索するオブジェクトクラス名
検索対象となるオブジェクトクラス名を記述します。
-
検索条件式
検索条件式を記述します。複数の検索条件を記述する場合は、演算子で結合します。
検索条件式に使用できる演算子については、「2.2.4 演算子」を参照してください。
なお、検索条件式を使用しない場合は、対応する[FIND_DATA]タグを省略できます。
-
変数への代入文
変数への代入文を記述します。表示名を取得する場合は、代入文のクラス.プロパティに「@(単価記号)」を付けてください。
-
検索結果をソートするためのキー
検索結果をソートする場合は、ソートするためのキーをクラス.プロパティの形式で指定します。[ORDER_ASC]タグは昇順、[ORDER_DESC]タグは降順にソートします。省略した場合、[GET_VALUE]タグで指定したプロパティの昇順になります。
終了状態
処理の終了状態とその内容を次に示します。
|
終了状態 |
内容 |
|---|---|
|
NORMAL |
正常終了 |
|
NODATA |
検索条件を満たすデータがない |
|
ERROR |
− |
|
MULTI |
− |
- (凡例)
-
−:該当しない
記述例
資産ID「10000」の資産番号を出力する場合の記述例を次に示します。
[CLASS_FIND]
AssetInfo
[FIND_DATA]
(AssetInfo.AssetID = '10000')
[GET_VALUE]
ASSETNO = AssetInfo.AssetNo
ASSETSTATUS = AssetInfo.AssetStatus@
[SET_VALUE]
STATUS = $GETSTATUS()
[IF]
STATUS = NORMAL
[THEN]
[SET_VALUE]
MSG = 'ASSETNO = '+ASSETNO+'('+ASSETSTATUS+')'
$ECHO(MSG)
[ELSE]
[SET_VALUE]
MSG = 'CLASS_FIND ('+STATUS+')'
$ECHO(MSG)
[IF_END]- 実行結果
-
ASSETNO = R11111(運用)