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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


16.10.2 インポートの条件を作成する

CSVファイルの資産情報を一括で更新するには、更新する情報の種類、更新する項目を指定して、インポートの条件を作成します。

インポートの条件を作成する手順を次に示します。

  1. [パターン登録]ボタンをクリックする。

    [資産種別選択]ダイアログが表示されます。

  2. 「資産種別」でインポートする情報の種類を選択する。

    選択できる情報の種類については、「16.10.2(1) 資産種別の選択」を参照してください。

  3. [決定]ボタンをクリックする。

    インポート画面が、インポートの条件を作成する画面に切り換わります。

  4. インポートするCSVファイルを指定する。

    CSVファイルのフォーマットについては、「16.10.1(1) CSVファイルのフォーマット」を参照してください。

  5. 処理方式を選択する。

    「追加」、「更新」、「追加更新」または「削除」を選択します。各処理方式を選択した場合の処理の詳細については、「16.10.2(2) 処理方式の選択」を参照してください。

  6. 引き当て項目を設定する。

    各管理項目の引き当て項目を設定します。項目名に「★」の付いた項目は、必ず設定してください。引き当て項目の設定方法については、「16.10.2(3) 引き当て項目の設定」を参照してください。

    なお、カスタマイズ関連の資産種別を選択した場合は、引き当て項目は設定できません。そのまま手順7.に進んでください。

    キャンセルする場合は、[閉じる]ボタンをクリックしてください。

  7. [登録]ボタンをクリックする。

    [引き当て条件保存]ダイアログが表示されます。

  8. 任意の名称を指定して、[決定]ボタンをクリックする。

    指定した名称で、インポートの条件が保存されます。

「資産種別」で「機器に関する情報」を選択した場合の、インポートの条件を作成する画面を次の図に示します。

図16‒30 インポート画面(条件作成時)

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 資産種別の選択

「資産種別」で選択できる種類を次に示します。各資産種別でインポートの対象となる項目については、「20.4 業務メニューからのインポートおよびエクスポートの対象となる項目」を参照してください。

注※

カスタマイズの情報は、条件の内容を指定できません。主に、バックアップ目的などで資産情報のエクスポート画面からエクスポートしたCSVファイルを、復元する場合に使用してください。

エクスポートしたカスタマイズ情報のバージョンは、CSVファイルの1行目を見て確認してください。

注意事項

業務メニュー「管理項目編集」で管理項目の名称を変更した場合、サンプルで提供されている条件が使用できなくなります。そのため、インポートの条件を新規に作成してください。

(2) 処理方式の選択

インポートの処理方式は、「追加」、「更新」、「追加更新」および「削除」の中から選択します。それぞれの処理方式について説明します。

(3) 引き当て項目の設定

「管理項目」の列に、インポートの対象となっている項目が表示されます。[参照]ボタンをクリックすると表示される[引き当て設定]ダイアログで、更新したい管理項目の更新内容を設定します。

なお、[デフォルト]ボタンをクリックすると、管理項目と同じ項目名のCSVファイルの情報が自動的に引き当てられます。エクスポートしたCSVファイルをそのままインポートする場合は、引き当て項目を設定する必要がないので便利です。サンプルで提供されている条件は、[デフォルト]ボタンで設定した内容と同じです。

また、「引き当て項目」の設定内容をすべて解除するには、[クリア]ボタンをクリックしてください。

[引き当て設定]ダイアログでの各項目の設定方法を次に示します。

図16‒31 [引き当て設定]ダイアログ

[図データ]

注意事項

引き当て項目を設定するときの注意事項を次に示します。

  • 処理方式を「追加」または「追加更新」に選択した場合、「ユーザID」および「部署ID」以外のキーとなるIDは、引き当て項目の値の設定に関係なく、自動採番した値で追加されます。

  • 「管理項目」には、業務メニュー「管理項目編集」で表示の設定になっている項目が表示されます。ただし、例外で「管理項目編集」には表示されない「管理項目」の項目があります。該当する項目は、GroupInfo(部署情報)のUpperLinkID(上位部署ID)、LocationInfo(設置場所情報)のUpperLinkID(上位設置場所ID)、およびMachineCatalog(機器カタログ)のCatalogID(カタログID)です。