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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


16.4 IPグループ情報を変更する(IPグループ管理)

IPアドレスをアドレス範囲で区切って、IPグループとして管理します。部門、設置場所などでグループを作成して、わかりやすい名称を付けてIPアドレスの使用状況を管理できます。IPグループの管理対象となるのは、IPv4のIPアドレスだけです。

なお、デフォルトの設定では、IPグループ管理は管理者だけが実行できます。

IPグループ情報は、業務メニュー「IPグループ管理」をクリックすると表示されるIPグループ管理画面で変更できます。IPグループ管理画面を次の図に示します。

図16‒11 IPグループ管理画面

[図データ]

検索結果の一覧で「IPグループ名」のアンカーをクリックすると、IPグループの詳細情報を参照、変更および削除できます。

IPアドレスを部署別に分類して管理する場合は「部署別IPグループ」タブで、IPアドレスを設置場所別に分類して管理する場合は「設置場所別IPグループ」タブで、IPグループを作成します。部署内のグループ別に分類して管理する場合や、複数の部署を1つのグループとして管理する場合などは、「IPグループ」タブでIPグループを作成します。

また、「部署別IPグループ」タブまたは「設置場所別IPグループ」タブでIPグループを作成すると、次に示すタイミングで各機器のIPアドレスに対応する部署と設置場所を自動的に登録できます。

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerで、部署および設置場所の情報を取得していない場合も、IPアドレスから部署と設置場所を登録できます。

IPアドレスに対応する部署および設置場所を自動的に登録するには、[サーバセットアップ]ダイアログでの設定が必要です。[サーバセットアップ]ダイアログの設定方法については、「7.3.4(11) 部署別IPグループを使用した部署の設定」および「7.3.4(12) 設置場所別IPグループを使用した設置場所の設定」を参照してください。また、タスク「データメンテナンス」実行時に、IPアドレスに対応する部署および設置場所を自動的に登録するには、設定ファイル(taskopt.ini)を変更する必要があります。設定ファイルの変更方法については、「7.9.3(3) 実施する作業の変更」を参照してください。IPアドレスを個別に追加する方法については、「14.6.2(1) IPアドレスを追加する」を参照してください。

〈この節の構成〉