Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


14.4.6 ソフトウェアを検索する(保有ソフトウェア一覧)

保有しているソフトウェアの中から、目的のソフトウェアを検索します。例えば、「使用したいソフトウェアが登録されているかどうか」や「ソフトウェアAの管理部署はどこか」など、さまざまな目的に合わせてソフトウェアを検索できます。

また、検索したソフトウェアのライセンスを機器やユーザに割り当てます。

ソフトウェアの検索およびライセンスの割り当ては、業務メニュー「保有ソフトウェア一覧」をクリックすると表示される保有ソフトウェア一覧画面から実行します。保有ソフトウェア一覧画面を次の図に示します。

図14‒40 保有ソフトウェア一覧画面

[図データ]

保有ソフトウェア一覧画面では、ライセンスを保有する部署ごとに検索結果が表示されます。

〈この項の構成〉

(1) ソフトウェア資産情報を変更する

検索結果の一覧で「資産番号」のアンカーをクリックすると、次の図に示す[ソフトウェア資産詳細]ダイアログが表示されて、ソフトウェア資産情報を変更できます。

ソフトウェアの名称やライセンスに関する情報は「資産」タブに表示されます。

図14‒41 [ソフトウェア資産詳細]ダイアログ(「資産」タブ)

[図データ]

ソフトウェアの各項目を編集して[更新]ボタンをクリックすると、指定した内容でソフトウェア資産情報を更新できます。編集する際は、項目名に「★」の付いた項目は、必ず指定してください。キャンセルする場合は、[閉じる]ボタンをクリックしてください。

なお、ここではライセンスが割り当てられているソフトウェアの「ライセンス名」は変更できません。また、移管したソフトウェアの「ライセンス名」も変更できません。

ライセンスに関する情報は、「ライセンス名」の[参照]ボタンから一括して指定できます。ライセンスを割り当てる場合は、まずライセンス情報を登録する必要があります。ライセンスの登録手順については、「14.4.5(2) 「ライセンス名」を指定する」を参照してください。

ソフトウェア種別を「フリーウェア」に変更した場合の保有数の変更

ソフトウェア種別を「商用」または「シェアウェア」で登録したあとに、「フリーウェア」に変更した場合、自動的には無制限ライセンスに変更されません。そのため、ソフトウェア種別を「フリーウェア」に変更したソフトウェアは、登録されている保有数を削除してから「無制限ライセンス」のチェックボックスにチェックして、無制限ライセンスに変更してください。

(2) ライセンスを割り当てる

保有するライセンスのインストール先を正確に管理するために、プロダクトIDやシリアル番号などのライセンスを識別する情報(キー情報)を機器やユーザと対応づけます。なお、ライセンスの割り当て先を管理しない場合は、この作業は不要です。

ライセンスの割り当ては、[ソフトウェア資産詳細]ダイアログの「キー情報」タブから実行します。

図14‒42 [ソフトウェア資産詳細]ダイアログ(「キー情報」タブ)

[図データ]

「ライセンス区分」、「数量」、「割り当て数」には、「資産」タブで設定したライセンス情報が表示されます。この内容に従って、ライセンスキーを割り当てます。

また、一覧には登録されているキー情報が表示されます。「資産番号」または「ユーザID」が表示されている項目が、割り当て済みの情報です。「資産番号」のアンカーをクリックすると、[機器詳細]ダイアログが表示されて、割り当てられている機器の詳細情報を参照できます。

ライセンスの割り当ては、ライセンス区分に従って登録されるため、あらかじめ[ソフトウェア資産詳細]ダイアログの「資産」タブで、「ライセンス区分」を登録しておいてください。

(a) キー情報の登録

ライセンスを割り当てるためのキー情報を登録する手順を次に示します。

  1. [ソフトウェア資産詳細]ダイアログの「キー情報」タブで[新規登録]ボタンをクリックする。

    [キー情報登録]ダイアログが表示されます。

  2. キー情報の各項目を指定する。

    「数量」には、キー情報を一度に作成する数を指定します。

  3. [登録]ボタンをクリックする。

    [キー情報登録]ダイアログが閉じて、[ソフトウェア資産詳細]ダイアログに、登録したキー情報が表示されます。

登録する情報を指定した状態の[キー情報登録]ダイアログを次の図に示します。

図14‒43 [キー情報登録]ダイアログ

[図データ]

(b) 利用先の割り当て

登録したキー情報をライセンスの利用先に割り当てる手順を次に示します。

  1. [ソフトウェア資産詳細]ダイアログの「キー情報」タブで、登録したキー情報のチェックボックスをチェックする。

  2. 1台ずつ割り当てる場合は、[割り当て]ボタンをクリックする。

    割り当て先指定ダイアログが表示されます。

    キャンセルする場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。

    図14‒44 割り当て先指定ダイアログ

    [図データ]

    「資産番号」または「ユーザID」を指定して、[決定]ボタンをクリックすると、割り当て先指定ダイアログが閉じてキー情報が割り当てられます。

  3. 複数の機器を一括して割り当てる場合は、[自動割り当て]ボタンをクリックする。

    [割り当て先検索]ダイアログが表示されます。

  4. 任意の検索条件を指定して[検索]ボタンをクリックする。

    該当する機器が検索されます。

  5. ライセンスを割り当てる機器のチェックボックスをチェックして、[決定]ボタンをクリックする。

    [割り当て先検索]ダイアログが閉じて、選択した機器またはユーザに、キー情報が割り当てられます。

目的の機器を検索した状態の[割り当て先検索]ダイアログを次の図に示します。

図14‒45 [割り当て先検索]ダイアログ

[図データ]

利用先が割り当てられたライセンス情報は、変更および削除できません。ライセンス情報を変更および削除する際は、割り当てをすべて解除してください。

(3) ライセンスの割り当てを変更する

ライセンスの割り当て時に登録したキー情報および利用先の割り当てを変更する方法を次に示します。

(a) キー情報の変更

登録したキー情報を変更するには、[ソフトウェア資産詳細]ダイアログの「キー情報」タブで、変更したいキー情報の「プロダクトID」のアンカーをクリックします。

表示された[キー情報詳細]ダイアログで該当する項目を変更して、[更新]ボタンをクリックしてください。

(b) 利用先の変更

ライセンスの利用先を変更する手順を次に示します。

  1. [ソフトウェア資産詳細]ダイアログの「キー情報」タブで、変更したい項目のチェックボックスをチェックして、[解除]ボタンをクリックする。

    割り当てを変更する前に、既存の割り当てを解除しておく必要があります。

  2. 変更したい項目のチェックボックスをチェックして、[割り当て]ボタンをクリックする。

    割り当て先指定ダイアログが表示されます。

    キャンセルする場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。

  3. 割り当て先の「資産番号」または「ユーザID」を指定して、[決定]ボタンをクリックする。

    割り当て先指定ダイアログが閉じて、割り当て先が変更されます。

(4) ソフトウェア資産情報を削除する

検索結果の一覧で、削除したいソフトウェアのチェックボックスをチェックして、[削除]ボタンをクリックすると、ソフトウェア資産情報を削除できます。

(5) 検索結果をダウンロードする

検索結果の一覧をCSVファイルとしてダウンロードできます。ダウンロードしたいソフトウェアのチェックボックスをチェックして、[CSV]ボタンをクリックすると、検索結果がCSVファイルとしてダウンロードされます。

CSVファイルとしてダウンロードされる内容は、「資産番号」、「ソフトウェア名」、「ソフトウェア種別」、「数量」、「部署」、「登録日」、「使用開始日」、「使用終了日」、「ソフトウェア状態」、「ライセンス名」、「ライセンス形態」、「ライセンス取得方法」および「ライセンス区分」です。