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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


11.2.3 管理項目を追加する

独自の管理項目を追加して、操作画面から実行する資産管理業務を拡張できます。

管理項目を追加する場合は、拡張するために用意されたプロパティ「固有情報」を利用します。このプロパティ「固有情報」には、管理できる情報のタイプによって次の5種類があります。追加したい情報に合わせて選択してください。

(1)以降で、「固有情報Fieldxxx」、「固有情報Area」、「固有情報Code」、「固有情報Uint」、「固有情報Date」のそれぞれについて、管理項目の追加例を示します。

〈この項の構成〉

(1) 管理項目の追加例(固有情報Fieldxxxの場合)

資産をグループに分けて管理するために、資産情報に「グループ」という項目を追加する場合を例に、管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「AssetInfo」のアンカーをクリックする。

    「AssetInfo」のプロパティの一覧が表示されます。

  2. 「プロパティ」の「UserPropertyField128_1」のアンカーをクリックする。

    次の図に示す、プロパティの編集ダイアログが表示されます。

    図11‒6 プロパティの編集ダイアログ(UserPropertyField128_1)

    [図データ]

  3. 「表示名」の欄に、「グループ」と入力して、[決定]ボタンをクリックする。

    プロパティの編集ダイアログが閉じて、プロパティの一覧の「固有情報Field128-1」が「グループ」に変更されます。

    注意事項

    この時点では、変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり、Webブラウザを終了したりすると、変更内容は破棄されます。

  4. 「UserPropertyField128_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。

    操作画面に追加した管理項目「グループ」が表示されるようになります。

  5. [更新]ボタンをクリックする。

    変更内容が資産管理データベースに反映されます。

(2) 管理項目の追加例(固有情報Areaの場合)

保守履歴で詳細な内容を管理できるように、保守履歴に「詳細」という項目を追加する場合を例に、管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「Maintenance」のアンカーをクリックする。

    「Maintenance」のプロパティの一覧が表示されます。

  2. 「プロパティ」の「UserPropertyArea_1」のアンカーをクリックする。

    プロパティの編集ダイアログが表示されます。

  3. 「表示名」の欄に、「詳細」を入力して、[決定]ボタンをクリックする。

    プロパティの編集ダイアログが閉じて、プロパティの一覧の「固有情報Area-1」が「詳細」に変更されます。

    注意事項

    この時点では、変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり、Webブラウザを終了したりすると、変更内容は破棄されます。

  4. 「UserPropertyArea_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。

    操作画面に追加した管理項目「詳細」が表示されるようになります。

  5. [更新]ボタンをクリックする。

    変更内容が資産管理データベースに反映されます。

(3) 管理項目の追加例(固有情報Codeの場合)

リプレースが決まっている機器を管理するために、ハードウェア資産情報に「リプレース対象」という項目を追加する場合を例に、管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「HardwareInfo」のアンカーをクリックする。

    「HardwareInfo」のプロパティの一覧が表示されます。

  2. 「プロパティ」の「UserPropertyCode_1」のアンカーをクリックする。

    プロパティの編集ダイアログが表示されます。

  3. 「表示名」の欄に、「リプレース対象」を入力して、[決定]ボタンをクリックする。

    プロパティの編集ダイアログが閉じて、プロパティの一覧の「固有情報Code-1」が「リプレース対象」に変更されます。

    注意事項

    この時点では、変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり、Webブラウザを終了したりすると、変更内容は破棄されます。

  4. 「UserPropertyCode_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。

    操作画面に追加した管理項目「リプレース対象」が表示されるようになります。

  5. [更新]ボタンをクリックする。

    変更内容が資産管理データベースに反映されます。

    このあと、業務メニュー「コード管理」を選択すると表示されるコード管理画面から、追加した管理項目「リプレース対象」の値(「はい」、「いいえ」)を追加してください。

    「はい」、「いいえ」に対応づけるコードの追加方法については、「16.8.1 コードを追加する」を参照してください。

(4) 管理項目の追加例(固有情報Uintの場合)

資産情報で詳細な内容を管理できるように、資産情報に「レンタル料」という項目を追加する場合を例に、管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「AssetInfo」のアンカーをクリックする。

    「AssetInfo」のプロパティの一覧が表示されます。

  2. 「プロパティ」の「UserPropertyUint_1」のアンカーをクリックする。

    プロパティの編集ダイアログが表示されます。

  3. 「表示名」の欄に、「レンタル料」を入力して、[決定]ボタンをクリックする。

    プロパティの編集ダイアログが閉じて、プロパティの一覧の「固有情報Uint-1」が「レンタル料」に変更されます。

    注意事項

    この時点では、変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり、Webブラウザを終了したりすると、変更内容は破棄されます。

  4. 「UserPropertyUint_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。

    操作画面に追加した管理項目「レンタル料」が表示されるようになります。

  5. [更新]ボタンをクリックする。

    変更内容が資産管理データベースに反映されます。

(5) 管理項目の追加例(固有情報Dateの場合)

資産情報で詳細な内容を管理できるように、資産情報に「レンタル開始日」という項目を追加する場合を例に、管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「AssetInfo」のアンカーをクリックする。

    「AssetInfo」のプロパティの一覧が表示されます。

  2. 「プロパティ」の「UserPropertyDate_1」のアンカーをクリックする。

    プロパティの編集ダイアログが表示されます。

  3. 「表示名」の欄に、「レンタル開始日」を入力して、[決定]ボタンをクリックする。

    プロパティの編集ダイアログが閉じて、プロパティの一覧の「固有情報Date-1」が「レンタル開始日」に変更されます。

    注意事項

    この時点では、変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり、Webブラウザを終了したりすると、変更内容は破棄されます。

  4. 「UserPropertyDate_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。

    操作画面に追加した管理項目「レンタル開始日」が表示されるようになります。

  5. [更新]ボタンをクリックする。

    変更内容が資産管理データベースに反映されます。