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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


7.3.6 ディレクトリサーバ連携の設定

「ディレクトリサーバ連携」では、ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合に必要なサーバ名やポート番号などを設定します。また、アクセス定義ファイルを作成してディレクトリサーバと連携する場合にディレクトリサーバが使用している文字コードの種別を設定します。

「ディレクトリサーバ連携」で設定する項目を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) ディレクトリサーバの使用

「ディレクトリサーバの使用」では、ディレクトリサーバを使用して、ログイン認証するかどうかを選択します。

ディレクトリサーバを使用してログイン認証をする場合は、「認証に使用する」を選択してください。

(2) コードセット

「コードセット」では、使用する文字コードの種別を選択します。アクセス定義ファイルを作成してディレクトリサーバと連携する場合は、必ず設定してください。

(3) サーバ名

「サーバ名」では、ディレクトリサーバのホスト名またはIPアドレスを設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は、必ず設定してください。

(4) ポート番号

「ポート番号」では、ディレクトリサーバのポート番号を設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は、必ず設定してください。

(5) アクセスユーザ

「アクセスユーザ」では、ディレクトリサーバの情報エントリにアクセスするユーザのDNを設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は、必ず設定してください。

なお、事前にActive DirectoryのLDIFDEコマンドでユーザ情報の一覧を出力し、アクセスユーザとして利用したいユーザのDNを調査する必要があります。調査方法については、「5.5.1 ログイン認証」を参照してください。

また、[パスワード設定]ダイアログでパスワードを設定します。

(6) 応答監視時間

「応答監視時間」では、ディレクトリサーバが、検索要求に応答するまでの監視時間を秒単位で設定します。監視時間を超えて、ディレクトリサーバからの応答が得られない場合、通信障害として処理を打ち切ります。ディレクトリサーバサービスの利用プロセスが多く、ログイン認証で通信障害が多発する場合には、応答監視時間を長く設定してください。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は、必ず設定してください。

(7) ユーザ情報DN

「ユーザ情報DN」では、ユーザ情報検索時のベースとなるDNを設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は、必ず設定してください。

なお、事前にActive DirectoryのLDIFDEコマンドでユーザ情報の一覧を出力し、Asset Consoleのログイン認証時にユーザを検索する組織のDNを調査する必要があります。調査方法については、「5.5.1 ログイン認証」を参照してください。

(8) ユーザID属性名

「ユーザID属性名」では、Asset Consoleへのログイン時のユーザIDとして使用する、ユーザ情報の属性名を設定します。ディレクトリサーバと連携してログイン認証する場合は、必ず設定してください。

なお、事前にActive DirectoryのLDIFDEコマンドでユーザ情報の一覧を出力し、Asset Consoleのログイン認証時のユーザIDとして使用する属性名を調査する必要があります。調査方法については、「5.5.1 ログイン認証」を参照してください。

(9) ユーザ名属性名

「ユーザ名属性名」では、Asset Consoleのユーザ名として使用するユーザ情報の属性名を設定します。

なお、事前にActive DirectoryのLDIFDEコマンドでユーザ情報の一覧を出力し、Asset Consoleのユーザ名として使用する属性名を調査する必要があります。調査方法については、「5.5.1 ログイン認証」を参照してください。