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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


4.1.1 機器を管理する

Asset Consoleでは、ネットワーク上の機器を一括して管理できます。ここでは、管理できる機器の種別と機器と関連づけて管理できる情報の種類について説明します。

機器の種別および関連情報は、機器の属性情報として棚卸に使用するだけでなく、契約情報と併せて管理して、トラブル発生時の対処など、さまざまな業務に利用できます。そのため、どこまで管理するかを検討して、必要な情報を決定してください。

機器の属性情報を契約管理、問題点管理で利用する場合を例に、機器の情報をさまざまな業務で利用する概念を次の図に示します。

図4‒1 機器の情報をさまざまな業務で利用する概念

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 機器の種別

機器の種別は、システム装置、拡張装置、ネットワーク装置の3つの種別に分類されて、それぞれさらに詳細に分類できます。デフォルトで用意されている機器の種別を次に示します。

機器種別

詳細分類

システム装置

  • PC

  • PCサーバ

  • UNIX

  • UNIXサーバ

  • スマートデバイス

  • その他システム装置

拡張装置

  • ディスプレイ

  • HD

  • CD-R

  • CD-R/W

  • DVD

  • DAT

  • MO

  • プリンタ

  • 周辺装置

  • USBデバイス

  • ストレージ

ネットワーク装置

  • HUB

  • ルータ

  • ネットワークプリンタ

  • ネットワーク装置

機器の種別を詳細に管理することによって、機器管理業務で目的の機器をすばやく検索できるだけでなく、契約管理やライセンス管理でも役立ちます。また、保守履歴情報を予防保守に利用する際、セキュリティ対策を徹底する際にも役立ちます。

機器の種別は、不要な種別を管理対象から削除したり、必要な種別を追加したりできます。デフォルトの種別を変更する方法については、「16.8 種別や状態を追加および変更する(コード管理)」を参照してください。

(2) 機器に関連づける情報

Asset Consoleでは、部署および設置場所などの情報を機器と関連づけて管理することで、効率良く機器管理を実行できます。機器と関連づけて管理できる情報を次に示します。