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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


1.1.2 配布できるソフトウェアの種類

JP1/IT Desktop Management 2では、リモートインストールの対象となるソフトウェアを、次の3種類に分類して認識しています。この区分をパッケージ種別と呼びます。

「日立プログラムプロダクト」、または「他社ソフトウェア」であるかどうかは、ソフトウェアのパッケージング時に、パッケージャが自動的に判断します。どちらにも認識されないソフトウェアは、すべて「ユーザプログラム、データ」として扱われます。

なお、パッケージ種別によっては、リモートインストール時にAITファイル(Automatic Installation Toolで作成するファイル)が必要です。AITファイルを使ったリモートインストール方法については、「16. AITファイルを使ったリモートインストール」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 日立プログラムプロダクト

複数ライセンスパック製品のプログラムプロダクトのリモートインストールができます。また、複数ライセンスパック製品ではないプログラムプロダクトでは、すでに導入しているものをリビジョンアップする場合に限って、リモートインストールできます。ただし、一部のプログラムプロダクト(通信ソフトウェアなど)のリモートインストールはできません。リモートインストールができるプログラムプロダクトは、それぞれのマニュアルまたはリリースノートでご確認ください。

JP1/IT Desktop Management 2のリモートインストール

(2) 他社ソフトウェア

日立以外の流通ソフトウェアを他社ソフトウェアと呼びます。リモートインストールできる他社ソフトウェアは、基本的に複数ライセンスパック製品です。ソフトウェアの種類、購入契約の内容によって、リモートインストールができない場合があります。契約書などで判断できない場合、ソフトウェア会社の了解をユーザの責任で得る必要がありますので注意してください。

なお、他社ソフトウェアの対話形式のインストーラに自動応答してリモートインストールする場合には、AITファイルが必要です。

(3) ユーザプログラム、データ

単一のファイルまたはディレクトリ下の全ファイルをリモートインストールできます。表計算ソフトウェアなどのアプリケーションプログラムで作成したデータも、ユーザデータとして扱います。