17.46 softwaresearch（エージェントにインストールされているソフトウェアの検索）
Windowsエージェントの機器にインストールされているソフトウェアを検索するためのsoftwaresearchコマンドについて説明します。
機能
任意のタイミングでWindowsエージェントにインストールされているソフトウェアを検索します。ソフトウェアを検索するときに「ソフトウェア検索条件ファイル」に定義した条件に従ってソフトウェアを検索します。「ソフトウェア検索条件ファイル」が存在しない場合は、本コマンドを実行してもソフトウェア検索はしません。コマンドを実行する前に「ソフトウェア検索条件ファイル」をエージェントのインストールパス上に設置しておいてください。
このコマンドで検索したソフトウェア情報は、機器画面の［ソフトウェア一覧］画面や［インストールソフトウェア］タブ、資産画面の［管理ソフトウェア］画面で確認できます。
なお、このコマンドは管理者権限で実行してください。
このコマンドで発見できるソフトウェア数は64個までです。 検索条件で64個を超えたソフトウェア情報までは検索対象になりますが、未検索の検索条件はソフトウェア検索を実行せずにコマンドを終了します。
- 重要
-
コマンドで検出したソフトウェア情報が64個を超えても、「ソフトウェアの追加と削除」、またはソフトウェア検索で取得したソフトウェア情報と重複しているソフトウェア情報が存在している場合、通知対象になりません。
機器画面の［ソフトウェア一覧］画面および［インストールソフトウェア］タブ、ならびに、資産画面の［管理ソフトウェア］画面で管理するソフトウェア情報では重複したソフトウェア情報が除かれるため、64個以下の画面表示になる場合があります。
形式
softwaresearch△[/START]
引数
- /START
-
ソフトウェア検索を実行する場合に指定します。省略した場合はソフトウェア検索を実行しません。
格納先
エージェントのインストール先フォルダ¥bin¥
注意事項
-
「ソフトウェア検索条件ファイル」をJP1/IT Desktop Management 2 - Agent のインストールパスに設置しておく必要があります。
-
検出したソフトウェア情報が「ソフトウェアの追加と削除」、またはソフトウェア検索で取得したソフトウェア情報と重複している場合は、通知されません。
-
正しくソフトウェア情報を確認できない場合は、次を実施してください。
-
ソフトウェア検索条件ファイルの内容が正しいかを確認
-
公開ログ（SWSEARCH.log）にエラーメッセージが出力されていないかを確認
公開ログファイル（SWSEARCH.log）の格納先は次のとおりです。
JP1/IT Desktop Management 2 - Agent のインストールパス¥log
-
-
このコマンドは、同時に複数実行できません。
戻り値
softwaresearchコマンドの戻り値を次の表に示します。
|
戻り値 |
説明 |
動作 |
対処 |
|---|---|---|---|
|
0 |
コマンドを開始します。 |
− |
− |
|
0 |
コマンドが正常に終了しました。 |
− |
− |
|
1 |
コマンドで検出したソフトウェア情報が上限(64個)を超えました。 |
検索を中断します。 |
定義内容を見直して再実行してください。 |
|
11 |
引数の指定に誤りがあります。 Usage: softwaresearch /START /START ソフトウェア検索を実行する場合に指定します。 |
検索は実行しません。 |
引数を訂正し再実行してください。 |
|
21 |
ソフトウェア検索条件ファイルが存在しません。 |
検索は実行しません。 |
ファイルを設置して再実行してださい。 |
|
22 |
ソフトウェア検索条件ファイルの定義に誤りを検出しました。 |
検索は実行しません。 |
定義内容を見直して再実行してください。 |
|
24 |
ソフトウェア検索条件ファイルにアクセスできません。 |
検索は実行しません。 |
ファイルのアクセス権限を調査しアクセスできる権限に変更して再実行してください。 |
|
25 |
ソフトウェア検索条件ファイルに定義する検索条件が上限(500行)を超えています。 |
検索は実行しません。 |
検索条件を500行以内にして再実行してください。 |
|
31 |
コマンドが既に実行中です。 |
検索は実行しません。 |
他で本コマンドが実行中でないか調査し、実行中でなければ再実行してください。 |
|
32 |
コマンドに実行権限がありません。 |
検索は実行しません。 |
管理者権限でコマンドを再実行してください。 |
|
150 |
そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 |
検索を中断します。 |
getlogsコマンドで資料を採取し管理者へ連絡してください。 |
使用例
ソフトウェア検索を実行する場合のコマンドの使用例を次に示します。
softwaresearch /START
関連リンク
- 〈この節の構成〉