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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.35 ioassetsfieldutil export(共通管理項目と追加管理項目の定義のエクスポート)

共通管理項目と追加管理項目の定義をエクスポートするioassetsfieldutil exportコマンドについて説明します。

機能

CSVファイルに共通管理項目と追加管理項目の定義をエクスポートします。

エクスポートできる定義は、次の共通管理項目と追加管理項目のうち、データ型が階層型と選択型のものです。

なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。また、管理用サーバのセットアップが完了し、かつ管理用サーバのサービスが開始している状態で実行してください。

形式

ioassetsfieldutil△export△-field△エクスポートするファイル名[△-encoding△文字コードの種別][△-s]

引数

-field△エクスポートするファイル名

エクスポートするCSVファイル名を、255バイト以内の絶対パス名で指定します。

-encoding△文字コードの種別

エクスポートするCSVファイルの文字コードを指定します。文字コードの種別は次のとおりです。引数を省略した場合、UTF-8が指定されます。

  • US-ASCII

  • ISO-8859-1

  • UTF-8

  • UTF-8N

  • UTF-16

  • UTF-16LE

  • UTF-16BE

  • MS932

  • Shift-JIS

  • EUC-JP

  • JIS

-s

エクスポート先に同じ名称のファイルがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のファイルが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて出力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

ioassetsfieldutil exportコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。

15

ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。

31

ほかのコマンドを実行中です。

51

コマンドの実行権限がありません。

54

管理用サーバがセットアップされていません。

101

メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。

120

データベースのアクセスエラーです。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

共通管理項目と追加管理項目の定義をC:¥temp¥common.csvにエクスポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioassetsfieldutil export -field C:¥temp¥common.csv -encoding UTF-8 -s

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