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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.16 ioutils exportupdategroup(更新プログラムグループの設定のエクスポート)

機能

更新プログラムグループの設定情報を、指定したファイルにエクスポートします。

複数のJP1/IT Desktop Management 2システムを構築している場合、あるシステムの更新プログラムグループの設定をほかのシステムに流用できます。

なお、このコマンドは、管理用サーバで実行してください。

形式

ioutils△exportupdategroup△-export△エクスポートするファイル名△-name△更新プログラムグループ名[△-u][△-s]

引数

-export△エクスポートするファイル名

エクスポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-name△更新プログラムグループ名

設定をエクスポートする更新プログラムグループ名を指定します。

-u

手動登録した更新プログラムの更新プログラムグループの設定を同時にエクスポートする場合に指定します。

-s

エクスポート先に同じ名称のファイルがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のファイルが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて出力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

ioutils exportupdategroupコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。

15

ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。

31

ほかのコマンドを実行中です。

51

コマンドの実行権限がありません。

54

管理用サーバがセットアップされていません。

83

該当する更新プログラムグループがありません。

101

メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。

120

データベースのアクセスエラーです。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

更新プログラムグループ「本社用除外グループ」の設定を「C:¥temp¥updategroup.xml」にエクスポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils exportupdategroup -export C:¥temp¥updategroup.xml -name 本社用除外グループ -s

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