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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.17 ioutils importupdategroup(更新プログラムグループの設定のインポート)

機能

エクスポートした更新プログラムグループの設定情報を、インポートします。インポートできるファイルは、更新プログラムグループをエクスポートしたファイルだけです。

複数のJP1/IT Desktop Management 2システムを構築している場合、あるシステムの更新プログラムグループの設定をほかのシステムに流用できます。

なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。

形式

ioutils△importupdategroup△-import△インポートするファイル名[△-name△更新プログラムグループ名][△-s]

引数

-import△インポートするファイル名

インポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-name△更新プログラムグループ名

インポートする更新プログラムグループ名を指定します。引数を省略した場合、エクスポート時の更新プログラムグループ名で登録されます。

-s

同じ名称の更新プログラムグループがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称の更新プログラムグループが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて入力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

ioutils importupdategroupコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。

31

ほかのコマンドを実行中です。

51

コマンドの実行権限がありません。

54

管理用サーバがセットアップされていません。

79

指定された更新プログラムグループ名が不正です。

80

インポートするファイルの形式が不正です。

101

メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。

120

データベースのアクセスエラーです。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

C:¥temp¥にエクスポート済みの更新プログラムグループの設定「updategroup.xml」を、「本社用除外グループ」としてインポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils importupdategroup -import C:¥temp¥updategroup.xml -name 本社用除外グループ -s

また、ユーザが手動で追加した更新プログラム情報を他システムの更新プログラムグループに適用する場合、先にユーザが手動で追加した更新プログラム情報をそのシステムに適用してください。管理用サーバAの更新プログラムグループの設定を管理用サーバBに適用するには、次の順序でそれぞれのコマンドを実行してください。

  1. 管理用サーバAで更新プログラム情報をエクスポートする

  2. 管理用サーバAで更新プログラムグループ情報をエクスポートする

  3. 管理用サーバBで手順1で出力した更新プログラムを情報インポートする

  4. 管理用サーバBで手順2で出力した結果更新プログラムグループ情報をインポートする

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