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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.14 ioutils exportpolicy(セキュリティポリシーの設定のエクスポート)

機能

セキュリティポリシーの設定情報を、指定したファイルにエクスポートします。

複数のJP1/IT Desktop Management 2システムを構築している場合、このコマンドを利用することで、ある管理用サーバで作成したセキュリティポリシーをほかの管理用サーバに流用できます。

なお、このコマンドは、管理用サーバで実行してください。

形式

ioutils△exportpolicy△-export△エクスポートするファイル名△-name△セキュリティポリシー名[△-s]

引数

-export△エクスポートするファイル名

エクスポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-name△セキュリティポリシー名

エクスポートするセキュリティポリシーの名称を指定します。

-s

エクスポート先に同じ名称のファイルがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のファイルが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて出力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

ioutils exportpolicyコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。

15

ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。

31

ほかのコマンドを実行中です。

51

コマンドの実行権限がありません。

54

管理用サーバがセットアップされていません。

75

指定されたセキュリティポリシーはありません。

85

パッケージがあります。

101

メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。

120

データベースのアクセスエラーです。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

セキュリティポリシーの設定情報「開発部用ポリシー」を「C:¥temp¥exportpolicy.xml」にエクスポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils exportpolicy -export C:¥temp¥exportpolicy.xml -name 開発部用ポリシー -s

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