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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.8 ioutils exportfield(追加管理項目の設定のエクスポート)

機能

XMLファイルに追加管理項目の設定をエクスポートします。次の項目を1つ以上指定できます。

なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。

形式

ioutils△exportfield△-export△エクスポートするファイル名△-fieldtype△追加管理項目の種別[△-s]

引数

-export△エクスポートするファイル名

エクスポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-fieldtype△追加管理項目の種別

エクスポートする追加管理項目の種別を指定します。追加管理項目の種別は次のとおりです。

  • hardware:ハードウェア資産情報の追加管理項目

  • license:ソフトウェアライセンス情報の追加管理項目

  • contract:契約情報の追加管理項目

複数の種別を指定できます。複数種別の追加管理項目をエクスポートする場合、「,」(コンマ)区切りで指定します。

-s

エクスポート先に同じ名称のファイルがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のファイルが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて出力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

ioutils exportfieldコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。

15

ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。

31

ほかのコマンドを実行中です。

51

コマンドの実行権限がありません。

54

管理用サーバがセットアップされていません。

101

メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。

120

データベースのアクセスエラーです。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

ハードウェア資産情報とソフトウェアライセンス情報の追加管理項目を、「C:¥temp¥hardexportfield.xml」にエクスポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils exportfield -export C:¥temp¥hardexportfield.xml -fieldtype hardware,license -s

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