17.7 ioutils importassetassoc(資産の関連づけ情報のインポート)
機能
CSVファイルを利用して資産の関連づけ情報をインポートします。
インポートできる資産の関連づけ情報は次のとおりです。
ハードウェア資産
-
機器
-
ハードウェア資産
-
契約
ソフトウェアライセンス
-
管理ソフトウェア
-
アップグレード元ライセンス
-
機器
-
契約
管理ソフトウェア
-
ソフトウェア
-
ソフトウェアライセンス
契約
-
ハードウェア資産
-
ソフトウェアライセンス
-
契約会社リスト
- メモ
-
以降では資産の関連づけ情報を次のように表記します。
資産情報→関連づけられた資産情報
例えば、ハードウェア資産情報に機器情報が関連づいている場合、「ハードウェア資産→機器」と表記します。
- メモ
-
このコマンドでは1行目からデータ行としてインポートされます。
CSVファイルに不正な値が指定された場合、その項目は更新されません。引数に-detaildisplayオプションを指定すると、不正な値の情報が標準出力に出力されます。
なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。
形式
ioutils△importassetassoc△-import△インポートするファイル名△-assoc△インポートする資産の関連づけ情報[△-encoding△<encoding>][△-asset#prefix△プレフィクス][△-license#prefix△プレフィクス][△-contract#prefix△プレフィクス][△-detaildisplay]
引数
- -import△インポートするファイル名
-
インポートするCSVファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。
- -assoc△インポートする資産の関連づけ情報
-
インポートする資産の関連づけ情報を指定します。資産の関連づけ情報は次のとおりです。
- asset-device
-
ハードウェア資産→機器
- asset-asset
-
ハードウェア資産→ハードウェア資産
- asset-contract
-
ハードウェア資産→契約
- license-mngsoftware
-
ソフトウェアライセンス→管理ソフトウェア
- license-upglicense
-
ソフトウェアライセンス→アップグレード元ライセンス
- license-device
-
ソフトウェアライセンス→機器
- license-contract
-
ソフトウェアライセンス→契約
- mngsoftware-software
-
管理ソフトウェア→ソフトウェア
- mngsoftware-license
-
管理ソフトウェア→ソフトウェアライセンス
- contract-asset
-
契約→ハードウェア資産
- contract-license
-
契約→ソフトウェアライセンス
- contract-vendor
-
契約→契約会社リスト
- -encoding△文字コードの種別
-
インポートする資産の関連づけ情報の文字コードを指定します。文字コードの種別は次のとおりです。引数を省略した場合、UTF-8が指定されます。
-
US-ASCII
-
ISO-8859-1
-
UTF-8
-
UTF-8N
-
UTF-16
-
UTF-16LE
-
UTF-16BE
-
MS932
-
Shift-JIS
-
EUC-JP
-
JIS
-
- -asset#prefix△プレフィクス
-
ハードウェア資産のインポート時に資産管理番号の先頭に付加するプレフィクス文字列を指定します。
プレフィクスには8文字以内のASCIIコードの制御文字を除いた文字列を指定します。プレフィクスを付加したデータが最大長(32文字)を超える場合、その行のCSVデータはインポートされません。
インポートするデータに資産管理番号がない場合は無視されます。
- -license#prefix△プレフィクス
-
ソフトウェアライセンスのインポート時にライセンス管理番号の先頭に付加するプレフィクス文字列を指定します。
プレフィクスには8文字以内のASCIIコードの制御文字を除いた文字列を指定します。プレフィクスを付加したデータが最大長(32文字)を超える場合、その行のCSVデータはインポートされません。
インポートするデータにライセンス管理番号がない場合は無視されます。
- -contract#prefix△プレフィクス
-
契約のインポート時に契約番号の先頭に付加するプレフィクス文字列を指定します。
プレフィクスには8文字以内のASCIIコードの制御文字を除いた文字列を指定します。プレフィクスを付加したデータが最大長(32文字)を超える場合、その行のCSVデータはインポートされません。
インポートするデータに契約番号がない場合は無視されます。
- -detaildisplay
-
標準出力に次のメッセージを追加して出力する場合に指定します。要因の詳細はマニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 メッセージ」を参照してください。この引数を指定すると、進捗を表すドットが画面に表示されません。
-
インポートデータの不正値検知(KDEX4476-W)
-
エラー行(追加・更新不可の行)番号(KDEX4477-W)
-
格納先
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥
JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。
注意事項
-
このコマンドは、管理用サーバのセットアップが完了し、かつ管理用サーバが開始している状態で実行してください。
-
このコマンドは、同時に複数実行できません。
-
このコマンドは、次のコマンドと同時に実行できません。
-
exportdb
-
importdb
-
ioassetsfieldutil export
-
ioassetsfieldutil import
-
ioutils exportasset
-
ioutils exportassetassoc
-
ioutils exportdevice
-
ioutils exportdevicedetail
-
ioutils exportfield
-
ioutils exportfilter
-
ioutils exportoplog
-
ioutils exportpolicy
-
ioutils exporttemplate
-
ioutils exportupdategroup
-
ioutils exportupdatelist
-
ioutils importasset
-
ioutils importexlog
-
ioutils importfield
-
ioutils importfilter
-
ioutils importpolicy
-
ioutils importtemplate
-
ioutils importupdategroup
-
ioutils importupdatelist
-
reorgdb
-
startservice
-
stopservice
-
updatesupportinfo
-
deletenwgroup
-
deletepackage
-
distributelicense
-
戻り値
ioutils importassetassocコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
コマンドが正常に終了しました。 |
11 |
コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 |
12 |
指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。 |
31 |
ほかのコマンドを実行中です。 |
51 |
コマンドの実行権限がありません。 |
54 |
管理用サーバがセットアップされていません。 |
80 |
インポートするファイルの形式が不正です。 |
101 |
メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。 |
120 |
データベースのアクセスエラーです。 |
150 |
そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 |
使用例
C:¥temp¥にエクスポート済みのハードウェア資産→機器の関連づけ情報「assetdeviceexpo.csv」を、資産管理番号の先頭に「host01」を付加してインポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。
ioutils importassetassoc -import C:¥temp¥assetdeviceexpo.csv -assoc asset-device -encoding UTF-8 -asset#prefix host01
関連リンク