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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.4 ioutils exportasset(資産情報のエクスポート)

機能

CSVファイルに資産情報をエクスポートします。

エクスポートできる資産情報は次のとおりです。

資産画面で「−」と表示されている項目は、空の値が出力されます。これは、エクスポートしたデータをそのままインポートした場合に、エラーにならないようにしているためです。なお、エクスポート対象となる情報が0件の場合でも、ファイルが出力されます。

なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。

形式

ioutils△exportasset△-export△エクスポートするファイル名 [△-assettype△資産情報の種別][△-filter△フィルタ名][△-encoding△文字コードの種別][△-s]

引数

-export△エクスポートするファイル名

エクスポートするCSVファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。

-assettype△資産情報の種別

エクスポートする資産情報の種別を指定します。資産情報の種別は次のとおりです。引数を省略した場合、hardware(ハードウェア資産情報)が指定されます。

hardware

ハードウェア資産情報

license

ソフトウェアライセンス情報

mngsoftware

管理ソフトウェア情報

contract

契約情報

vendor

契約会社リスト

-filter△フィルタ名

フィルタを使用して資産情報をエクスポートする場合、操作画面のメニューエリアに表示されるフィルタ名を指定します。

-encoding△文字コードの種別

エクスポートする資産情報の文字コードを指定します。文字コードの種別は次のとおりです。引数を省略した場合、UTF-8が指定されます。

  • US-ASCII

  • ISO-8859-1

  • UTF-8

  • UTF-8N

  • UTF-16

  • UTF-16LE

  • UTF-16BE

  • MS932

  • Shift-JIS

  • EUC-JP

  • JIS

-s

エクスポート先に同じ名称のファイルがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のファイルが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて出力を中止または上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

ioutils exportassetコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。

15

ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。

31

ほかのコマンドを実行中です。

51

コマンドの実行権限がありません。

54

管理用サーバがセットアップされていません。

70

指定されたフィルタが存在しません。

101

メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。

120

データベースのアクセスエラーです。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

ハードウェア資産情報をC:¥temp¥hardwareexpo.csvにエクスポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。

ioutils exportasset -export C:¥temp¥hardwareexpo.csv -encoding UTF-8 -s

関連リンク