1.3 複数の管理者で業務を分担する流れ
システム管理者1人で社内全体の機器やハードウェア資産を管理している場合、従業員、分散拠点などの増加に伴い、管理が行き届かなくなることがあります。
このような場合、担当業務や部門ごとに別の管理者を配置してシステム管理の業務を分担すれば、社内全体の管理が行き届くようになります。各管理者のユーザーアカウントに権限、業務分掌、または管轄範囲を設定することで、各管理者は設定された範囲だけの情報を管理できるようになります。
システム管理者は、社内全体の機器やハードウェア資産の管理状況を確認して、必要に応じて各管理者に指示を出します。これによって、システム管理者の作業を軽減したり、社内全体の機器、ハードウェア資産などを円滑に管理したりできるようになります。
複数の管理者で作業を分担する流れを次に示します。
- 1.各管理者の担当業務を検討する
-
組織の構成や規則を基に、各管理者の担当業務を検討します。
- 2.各管理者が使用するユーザーアカウントを登録する
-
各管理者の担当業務に応じたユーザーアカウントを登録します。
- 3.複数の管理者で連携して業務を進める
-
各管理者は、担当業務に関係する情報が表示される画面を参照して管理します。
システム管理者は、社内全体の管理情報が表示される画面を参照して管理します。