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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


7.13 特定のエージェントの接続先を複数サーバ構成内の別の管理用サーバに切り替える手順

管理元からエージェント設定を変更して接続先を切り替えると、そのエージェント設定が割り当てられているすべてのエージェントの接続先が切り替わります。特定のエージェントだけ接続先を切り替えたい場合は、エージェントの接続先をセットアップで変更します。特定のエージェントの接続先を複数サーバ構成内の別の管理用サーバに切り替える手順を次に示します。

特定のエージェントの接続先を複数サーバ構成内の別の管理用サーバに切り替えるには:

  1. 切り替え先の管理用サーバでデフォルトエージェント設定の内容を確認し、エージェントの接続先に自サーバが設定されていることを確認します。

    デフォルトエージェント設定の内容を確認するには、設定画面の[エージェント]−[Windows エージェント設定とインストールセットの作成]画面で、一覧のデフォルトエージェント設定の列に表示される[編集]ボタンをクリックします。

  2. 接続先を切り替えたいエージェントがインストールされているコンピュータにAdministrator権限を持つOSユーザーでログオンし、エージェントの接続先をセットアップで変更します。

    該当するコンピュータで、Windowsの[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Agent]−[管理者ツール]−[セットアップ]からJP1/IT Desktop Management 2 - Agentのセットアップを起動して、セットアップを実行してください。

    エージェントにパスワード保護が設定されている場合、パスワードの入力画面が表示されます。該当するエージェント設定に設定したパスワードを入力してください。パスワードのデフォルトは「manager」です。

  3. 切り替え先の管理用サーバで、接続先を切り替えたエージェントにエージェント設定を割り当てます。

    エージェント設定を割り当てるには、設定画面の[エージェント]−[Windows エージェント設定の割り当て]画面で、接続先を切り替えたエージェントがインストールされているコンピュータを選択して[割り当て]ボタンをクリックします。表示されるダイアログで割り当てるエージェント設定を選択してください。

なお、切り替え元の管理用サーバでネットワーク接続可否情報を設定していた場合は、切り替え先の管理用サーバに切り替え元の管理用サーバのネットワーク接続可否情報をインポートしてください。詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド」のネットワーク接続可否情報をインポートする手順についての説明を参照してください。

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