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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


1.8.2 中継システムを提供媒体からインストールする手順

中継システムのインストールを実行するには、Administrator権限を持つユーザーでOSにログオンしている必要があります。

重要

ユーザーアカウント制御(UAC)がサポートされているWindowsのコンピュータにインストールする場合は、権限の昇格を求めるダイアログが表示されることがあります。このダイアログが表示されたときは、権限を昇格してください。

重要

インストール中にOSをシャットダウンしないでください。途中でOSをシャットダウンした場合、あとで再インストールしても正常に実行されないおそれがあります。

重要

コンピュータがWindows Server 2019、Windows Server 2016、Windows 10、Windows 8.1、Windows 8およびWindows Server 2012の場合、フォルダの設定時に次のフォルダは指定しないでください。

  • システムドライブ:¥program files¥WindowsApps配下のフォルダ

  • 仮想プロビジョニングによって作成した記憶域のフォルダ

重要

エージェント環境を作成する場合、ユーザ環境変数およびシステム環境変数のTEMPおよびTMPで定義するディレクトリが存在することを確認してください。

ヒント

中継システムは、管理用サーバにはインストールできません。

中継システムを提供媒体からインストールするには:

  1. 提供媒体をCD/DVDドライブにセットします。

  2. 表示される[日立総合インストーラ]ダイアログで、[JP1/IT Desktop Management 2 - Agent]を選択して、[インストール実行]ボタンをクリックします。

  3. インストール開始のダイアログで[次へ]ボタンをクリックします。

  4. [インストールタイプ]ダイアログで、[カスタムインストール]を選択して[次へ]ボタンをクリックします。

  5. [インストール先のフォルダ]ダイアログで、インストール先のフォルダを指定して[次へ]ボタンをクリックします。

    ヒント

    中継システムのインストール先フォルダのデフォルト値は、「C:¥Program Files¥HITACHI¥jp1itdma」です。ただし、OSが64ビット版のWindowsの場合は、環境変数%ProgramFiles(x86)%で定義されたフォルダ配下(OSがCドライブにインストールされているときは、「C:¥Program Files (x86)¥Hitachi¥jp1itdma¥」)になります。

    重要

    OSが64ビット版のWindowsの場合、%windir%¥system32以下のフォルダにインストールしないでください。

    重要

    インストール先フォルダには、SYSTEMおよびAdministratorsグループのフルコントロール権限が必要です。また、適用先として「このフォルダ、サブフォルダおよびファイル」が設定されている必要があります。

  6. [インストールするコンポーネントの種別]ダイアログで、[中継システム]を選択して[次へ]ボタンをクリックします。

  7. [インストールするコンポーネント]ダイアログで、インストールするほかのコンポーネント、サブコンポーネント、およびそのインストール方法を指定して[次へ]ボタンをクリックします。

    ヒント

    リモコンエージェントは、中継システムのサブコンポーネントとしてインストールされます。

    インストール方法は、文字列の左にあるアイコンをクリックして、プルダウンメニューから選択します。

  8. インストールの開始準備の完了を示すダイアログで、[インストール]ボタンをクリックします。

    インストールが実行されます。インストール内容に問題がある場合は、[戻る]ボタンをクリックして設定を修正してください。

  9. インストールが完了したら、[完了]ボタンをクリックします。

中継システムのインストールが完了し、セットアップのダイアログが表示されます。再起動を要求するメッセージが表示された場合は、コンピュータを再起動してください。

ヒント

JP1/IT Desktop Management 2 - Agentをインストールすると、同時にデフォルトでリモコンエージェントもインストールされます。リモコンエージェントとは、リモートコントロール時に、接続される側のコンピュータに必要なプログラムです。