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JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer


2.6.1 インシデント連携(イベント連携)

リソース収集およびプロセス・サービス監視で発生したイベントをNNMiにインシデントとして通知します。イベント送信先定義ファイル(ssodest.conf)を設定することで,他ホスト上のNNMiに通知することもできます。

また,基本構成でのプロセス・サービス監視では,APMが発行したSNMPトラップイベント※1はNNMiが受信するように設定します※2

NNMiは受信したSNMPトラップをSSO用のインシデントに変換します。変換されたインシデントは,SSOが定期的にポーリングして受信することで※3APMでのイベント発生を検知します。

SSOが通知するインシデントの詳細は「付録J.1 SSOが発行するイベント(インシデント)」を,APMが発行するSNMPトラップ変換インシデントの詳細は「付録J.4 APMが発行するイベントのNNMiでの表示内容」を参照してください。

注※1

イベントTCP通知定義ファイル(apmtcpsend.conf)で,TCPSMODEにOFFを設定している場合

注※2

表3-1」の#2の設定が必要です。

また,プロセス・サービス監視の監視サーバを,NNMi上で管理対象とすることが必要です。

注※3

ポーリング間隔は,ssoapmon動作定義ファイル(ssoapmon.def)のapm-incident-check-intervalに定義します。

注意事項

ssoapmonおよびssocolmngデーモンプロセスの状態が「DEGENERATING」のときに発生した状態変更のインシデントは,そのあと状態が「RUNNING」になってもNNMiに通知されません。