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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


付録H.6 nnm.ports

次の情報は,NNMi管理サーバーのリッスンポートを示します。ポート競合の場合には,これらのポート番号の多くを変更してください。

SYNOPSIS

nnm.ports

コマンドの概要はありません。nnm.portsリファレンスページには,nms-local.propertiesファイルの修正によって変更できるウェルノウンポートが記載されています。

DESCRIPTION

ポート番号を変更するには,次の手順を実施します。

  1. NNMiが使用するポートを変更するために,次のファイルを編集します。

    • Windows:%NnmDataDir%Conf\nnm\props\nms-local.properties

    • Linux:$NnmDataDir/conf/nnm/props/nms-local.properties

  2. 変更するポートを含む行を特定します。

  3. 必要に応じて行の先頭の#!を削除します。

  4. ポート番号を修正し,変更を保存します。

  5. コマンドプロンプトでovstopovstartを実行し,NNMiを再起動します。

現在定義されているポートを次に示します。

nmsas.server.port.web.http=80

このTCPポートは,Web UIとWebサービスで,デフォルトのHTTPポートとして使用されます。NNMiのインストール時に,この値を設定するよう求められます。このポートの値は,NNMiのインストール中,またはnms-local.propertiesファイルを修正することで変更できます。

nmsas.server.port.web.https=443

このTCPポートは,Web UIとWebサービスで,デフォルトのセキュアHTTPSポート(SSL)として使用されます。

nmsas.server.port.naming.rmi=1098

RMIネーミングサービスのデフォルトのTCPポートです。

nmsas.server.port.naming.port=1099

JNPサービス(JNDIプロバイダ)のデフォルトのTCPポートです。

nmsas.server.port.remoting.ejb3=3873

このTCPポートは,グローバルNNMi管理サーバー上で実行されるコマンドラインツールが,リモートアクセスのために使用します。

nmsas.server.port.jmx.jrmp=4444

このTCPポートは,RMIがデータ転送に使用するRMIオブジェクトポート(Java Remote Method Protocol)です。

nmsas.server.port.jmx.rmi=4445

このTCPポートは,RMI要求をプールするときに使用されるデフォルトのポートです。

nmsas.server.port.invoker.unified=4446

このTCPポートは,デフォルトのRMIリモーティングサーバーコネクタポートです。jbossリモーティングサービスによって使用されます。

nmsas.server.port.hq=4457

このTCPポートは,グローバルネットワーク管理の暗号化されていない通信のために使用します。

nmsas.server.port.hq.ssl=4459

このTCPポートは,グローバルネットワーク管理の暗号化された通信のために使用します。

nmsas.server.port.ts.recovery=4712

このTCPポートは,NNMiの内部で使用されるトランザクション・サービス・ポートです。

nmsas.server.port.ts.status=4713

このTCPポートは,NNMiの内部で使用されるトランザクション・サービス・ポートです。

nmsas.server.port.ts.id=4714

このTCPポートは,NNMiの内部で使用されるトランザクション・サービス・ポートです。

com.hp.ov.nms.postgres.port=5432

このTCPポートは,組み込みデータベースがNNMi 管理サーバーとの通信のためにリッスンするポート(PostgreSQLのポート)です。

AUTHOR

nnm.ports was developed by Micro Focus.

FILES

SEE ALSO

ovstatus, ovstart, ovstop.